響き合う 人x企業 JOBRASS新卒

学生の就職活動を応援 大学キャリアセンターインタビュー

vol.

32

追手門学院大学

我が校の特徴
全学をあげてキャリア形成をバックアップ。
就職センターでは就職に特化した支援に注力。
設置学部
【経済学部】経済学科、ヒューマンエコノミー学科
【経営学部】経営学科、マーケティング学科
【心理学部】心理学科
【社会学部】社会学科
【国際教養学部】アジア学科、英語コミュニケーション学科
追手門学院大学

大学の紹介・学生の特色

追手門学院は、「独立自彊・社会有為(どくりつじきょう・しゃかいゆうい)」を教育理念に掲げています。個の人間形成に励み、他者の人格を尊重すること。礼節・倫理を重んじて、家族を愛し地域社会の人々を家族同様に愛すること。そして、日本の伝統文化や歴史を学び、隣人である他国の文化を尊重すること。志と気品を兼ね備えた、次代の日本社会を背負って立つような人材の育成を目指しています。この教育理念を体得して巣立った卒業生は、地域社会や国際社会の各分野で指導的役割を担い、広く活躍しています。
本学は、真面目で誠実な学生が多いと感じます。それは、学生が社会に出てから企業様にも評価いただいている点です。二極化が進んでいると言われるように、自分でどんどん進む学生もいれば、4年生になってものんびりしている学生もおり、個人差はありますが、1年生のときからキャリアに関する教育を積み重ねているため、3年生になって就活を始める頃には、自身のキャリアをつくっていこうという意識を持ってくれています。
また、FD活動も活発で、他大学の学生FDを招いてイベント主導するなど積極的に取り組んでいます。最近では、ダブルダッチの世界大会で見事優勝を果たした学生もいるんですよ。彼らの場合、世界大会に出て優勝したいという目標があるため、早い段階で内定を取りたいと就職活動にも熱が入るようです。就職をゴールとしていない学生は、動き出したら早いと感じます。

キャリア支援の取り組み

(写真左から)就職センターの部長・野出さん、課長・吉井さん、島さん。

就職センターが具体的な支援を開始するのは、3年生になってからです。というのも、キャリア教育については教育支援課が中心となり、1年生から大学全体でさまざまなプログラムを提供しているためです。クラブ活動に入って仲間をつくったり、打ち込める何かを見つけたり、「大学生活の4年間をいかに充実させるか」ということに重きを置いて、そこで得た経験が後々就職につながっていくと考えています。
就職センターは、さまざまな改革を進める中で昨年1月、キャリア開発課から名称変更し誕生しました。就職に関してより専門的な部分を担い、他部署と連携しながらキャリア形成を支援しています。キャリア教育や就職支援は、就職センターなどそれに特化した職員だけでなく、授業を行う教員も共通の意識を持って全体で取り組むことで学生の活躍が広がると考えています。
さまざまな支援を行う中で、特に電話かけには力を入れています。4年生にもなると毎日のように多くの企業さまから求人が届きます。Webで告知して確認できるようになっていますが、事前に各学生の嗜好を確認しておき、電話でも応募を促しています。就職センターに来て相談する様に導くと共に、最後の最後まで接点を持ち、4年生の3月末まで現状の聞き取りや求人の紹介を電話で行っています。自宅にも電話しますから嫌がる学生もいますが(笑)、親御さんにはそこまでしてくれるのかと非常に喜んでいただいています。
また、今でこそ当たり前になっている保護者向けの就職セミナーは、他大学に先駆けかなり早い時期から始めました。保護者の方も不安をお持ちだと思いますので、今の就職事情や家庭でのお子さんへの接し方などをお伝えし、安心して見守っていただけるようにお願いしています。

学生にアドバイスしていること

専門のキャリアカウンセラーが常駐する個別の相談ブースもにぎわう。

「何を書いていいか分かりません」と、エントリーシートの自己PR部分を白紙で持ってくる学生がいます。が、先ほどお伝えしたように、4年間の学生生活を充実させるための支援に我々は取り組んでおり、自己PRを書けるネタは必ずあるはずです。あとは、それを本人が自覚するだけです。どんな経験をしてきたかを聞き、本人の強みに気づかせるようにしています。電話でもそうですが、頭ごなしに指導するのではなく、あなたを心配しているという形で伝えるようにしています。
4年生の4月初旬の時期に多いのが、「内定はとれたが、決めかねている」という相談です。内定の獲得を自信につなげる一方で、社会人の第一歩として、もし内定を辞退する際には先方にお伺いして謝罪するように伝えています。実際は、企業の担当者様も「謝罪なんて来なくていいよ」とおっしゃいますが、社会人としてのマナーを意識してほしいと思っています。
また、追大生のことをよく分かっていただけるエピソードがあります。昨年ある学生が、ある企業に応募して最初の筆記で落とされました。その後、学生が参加した合同説明会にたまたまその企業が来られていたため、「先日応募させていただき、残念ながら筆記試験で落ちたのですが、お世話になりました」と、ブースまであいさつしに行ったそうです。すると、担当の方が「うちは君を落としたのか?」と。「もう一度受けてほしい」と面接のチャンスをくれ、なんと、採用が決まったという話です。ドタキャンしてしまう学生もいる中で、企業様の目にめずらしく映ったのかもしれませんね。

企業へのメッセージ

誠実で真面目な本学の学生たちは、社会に出てからも営業成績がいいとか、リーダーシップを発揮しているとか高い評価をいただき、活躍の場を広げています。一度本学の学生を気に入っていただいた企業様は、毎年説明会に参加いただいたり、急きょ求人枠が空いた際には本学にいち早く連絡してくださったりします。企業様には、筆記や面接だけでなく、学生の普段の活動をよく見ていただければうれしいです。
追手門学院の出身者はさまざまな業界で活躍しており、ネットワークもあります。学生には、社会に出たときに「ここを卒業して良かったな」と思ってほしいですし、企業様には「あの追手門学院だな」ということに気づいていただくために、今後も追手門学院のカラーをどんどん出していきたいですね。

追手門学院大学

追手門学院大学

所在地 〒567-8502 大阪府茨木市西安威2-1-15
URL http://www.otemon.ac.jp
学部 【経済学部】経済学科、ヒューマンエコノミー学科
【経営学部】経営学科、マーケティング学科
【心理学部】心理学科
【社会学部】社会学科
【国際教養学部】アジア学科、英語コミュニケーション学科
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