スタッフインタビュー

調理補助
善積 悦子

勤続年数:9年
年齢:65歳

お食事を楽しみにしている入居者さまへ、
私が「できること」を考えて日々工夫しています。

普通食やソフト食など、どんなお食事でも、おいしそうに見える“見映え”を考えています。

マルフクを知ったのは、求人広告を見かけたとき。この施設のオープンに伴い、調理補助を募集していたんです。料理をするのは好きだったので応募しました。と言っても、ここに入社するまでは20年間事務員をしていたので、調理のお仕事は初めて。最初は戸惑いもありました。入居者さまに応じて、5段階に分かれた食事形態をご用意するのですが、間違えないように準備するのがむずかしかったですね。でも徐々に手際よくできるようになり、いまではこの施設の最長勤務者です(笑)。
ここでのお仕事は、本社工場である程度調理された食材を煮たり、焼いたり、温め直したりして、盛り付けること。そのときに、“見映え”にもこだわるのが私のポリシーです。盛り付け方や、食器の向きなど隅々まで心を込めて、目で見ても食事を楽しめるように工夫しています。また、調理場の整理も入念に。「調理場=自分の持ち場」と考え、スタッフみんなが働きやすい職場づくりを心がけています。

ある入居者さまとの出来事が忘れられない思い出に。ただ嬉しいだけではなく、学ぶこともありました。

その方はお身体の状態から、食べられる食材の数や調理方法に多くの制限がありました。それでもお食事を楽しみにされていたのに、料理にかけるソースを味見せず、辛い味付けのままお出ししてしまいました。やはり入居者さまも嫌がられ、申し訳ないことをしたと反省。以来どんなに忙しくても、味見するよう気を付けました。すると後日、その方が「ありがとう」と書いた手紙をくださったんです!そこから何度か手紙を交換しました。もう亡くなられたのですが、いただいた手紙はいまも大切に保管しています。
私たち現場で働くスタッフは、会社と施設さまとの中間の立場。施設には介護職員さんもいますし、どこまで自分たちが携わるべきか悩みますが、調理を通して入居者さまの心にぐっと近づけるのだと気づかせていただきました。入居者さまにもっと喜んでいただけるよう、これからも細かなところまで心配りをしていきたいです。

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