スタッフの声

小寺沙也加
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を「つくる」スタッフの声

お米まる

栄養士

小寺沙也加

勤続5年

「食べることが大好き」という理由から栄養士を目指し、ビジネス、スクール、メディカルなど多様なフィールドで働ける環境に惹かれ、魚国総本社へ。現在は、高齢者の方向けのメニューを担当し、栄養にも見た目にもこだわった食事を提供している。将来はこどもたちの「食育」に関わるのが夢。

小寺沙也加

イメージ

数値の先にアイデアは生まれない。
調理師さんが教えてくれた「彩りのある食事」。

現在の仕事内容は?

サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームで栄養士として働いています。

仕事をするうえで意識していることは?

栄養士として仕事を始めた当初は「栄養士は献立を作るのが仕事、調理は調理師に任せればいい」と思っていましたが、栄養素やカロリー数値だけを見てメニューを考えていても、美味しくて彩りのあるものは生まれません。そこで調理にも関わるようにしたら、より美味しく、見た目を美しくする秘訣が分かり、アイデアも広がっていきました。見た目も美しい食事は入居者様にも喜んでもらえるので、今では調理師さんといい関係を築きながら、メニューを考えています。

メニュー開発で心がけていることは?

高齢者向け住宅の入居者様たちは基本的にお元気なので、病院食に求められる栄養基準よりも、おいしさや食べやすさを重視しています。根菜などの硬い食材は柔らかく調理したり、高齢者の方がなじみやすい和食のメニューにしたり。返ってきたお皿を見て、残飯が少なかったら「今日のメニューは好評だったな」と次のメニュー開発に活かしています。

入居者様の笑顔がエネルギー源。
喜びを作っている実感がやりがいに。

仕事のやりがいはどんな時に感じますか?

入居者様から「今日も美味しかったよ」と言っていただけることです。私が働く施設では、月に一度、様々な食のイベントを開催しているので、入居者様とお話しできる機会があります。これまでには、マグロの解体ショー、にぎり寿司、バイキング、お餅つきなどのイベントを企画しました。入居者様たちがニコニコと、笑顔で食事を楽しまれている姿を見ると「この仕事をしていて良かった」としみじみ感じます。

栄養士のキャリアアップはどのようなものがありますか?

最初は先輩栄養士から実務を教えていただきます。メニューを一緒に考えたり、それぞれの施設に適した食材や食事の形態を学んだりしながら、スキルを磨いていきます。その後は一人でメニュー開発や採算管理、スタッフ管理を任されるようになります。保育園から高齢者住宅、社員食堂から介護保健施設など、多様なフィールドで献立を考えていくことで、それぞれの現場で求められるメニューを考えることができるようになります。

今後の目標は?

現在は高齢者の方に向けたメニューを考えていますが、将来的にはこどもたちの「食育」に携わりたいと思っています。自分が学んできたことを、未来を創るこども達にしっかりと伝えていきたいです。

インタビュー:2017年2月