「人と話をすることで、自分の気持ちが見えてくることもあります。学生さんには気軽に何でも相談してもらいたいですね」
大学生が内向き志向になっていると言われる現代。本学では留学やボランティアなどで海外に出ている学生も多く、意識が外に向いている割合は高い方だと言えます。
本学の学生はすごく努力をするし真面目です。しかし、それをあまり表に出そうとしないんですね。“額に汗して”という部分を見せたがらないように感じます。
キリスト教教育の関係もあるのでしょうか。「自分でやれることをやっているだけだから、敢えてアピールしない」という考え方のようです。
そこは校風として誇れる半面、就職活動をサポートする上ではもどかしくもあり・・・。エントリーシートにしても、様々な体験をしていて、書くことがたくさんあるように思えるのですが、“ボランティアをするのは当たり前だから”“留学と言っても短い間だから”などの理由で、「わざわざ書くほどのことではない」という答えが返ってきます。私たち職員からすると、それこそが本人の魅力だと思うんですけどね。
また、「青山学院の学生は同じ大学同士で群れることをしない」とよく言われます。同じ大学でかたまるよりも、皆と良好な関係を築いていきたいというタイプで、明るく誰とでもコミュニケーションを取れる学生が多いです。
卒業生が就職をした企業の方々からも、コミュニケーション能力やポテンシャルの部分を評価していただいており、とてもありがたく思っています。