学生支援セクションの堀川さん(写真:右)と平川さん(写真:左)。
さまざまな就職支援の成果が、学生たちの積極性や内定という形で現れてきているという。
造形学部の中に、デザイン学科と美術学科があり、それぞれの学科に細かな専攻領域を設けています。
大学名にも使われている「造形」という語は、「社会をつくり出す創造的な造形活動の探究と実践」という建学の精神を象徴することばです。日本で「造形」という名称をはじめて大学名に冠したのもまた、東京造形大学です。
デザインと美術を「造形」という広い視点で捉えて、他の領域と統合したり、創作活動を通して積極的に社会に関わっていくことが教育方針になっています。
興味のある授業は専攻領域を横断して受けることができますし、専攻領域の異なる学生同士の交流も盛んです。学生が自主的に企画・運営してワークショップを開いたり、外部講師を招いて授業をつくっていく新たな取り組みも行われています。
東京造形大学の学生の性格を一言でいえば、自由闊達。
教員が一方的に指導するのではなく、自分がやりたいことを自由に表現し、それを率直に提案できるところが、本学の学生の多くに当てはまる特長だと思います。
■■就活生の傾向に変化の兆しあり■■
就職に関しては、少しのんびりしていてエンジンのかかるのが遅い学生が多いのですが、さまざまな就職支援の成果もあって、ここ最近では積極性が見られるようになってきました。学内の「就職資料室」や「就職支援セミナー」の利用者も増えており、学生たちの間でも口コミなどで徐々に浸透しはじめているようです。