キャリア支援センターの川瀬さん(右)と大内田さん(左)。
年間でのべ1500社という規模で、学内セミナーを開催している。
千葉商科大学の前身は、1928年に開設した巣鴨高等商業学校。母体が商業学校ということもあって、実学を修めることを一貫した教育理念としています。86年の歴史の中で輩出してきた卒業生は、7万人強に上ります。
帝国データバンクの「企業の社長の出身大学ランキング」(2012年)によると、全国に約780校ある大学のうち、千葉商科大学は1394人で45位。千葉県内の企業に限れば、8位という最新のデータもあります。本学の学生の約半数が千葉県在住ということもあって、県内の企業に就職を決めるケースも多いですね。
一番伝統のある学部は商経学部で、千葉商科大学の学生の2/3を占めます。一方、最も新しい学部は人間社会学部です。これからの日本に必要とされる共生社会に役立つビジネスに貢献できる人材を育成することをめざして、2014年4月に開設されました。福祉、医療、地域活性、子育てといった分野は、ボランティア精神はあってもビジネスマインドが強くない方が多く、そこが課題でもあるんですね。きちんとビジネスにしていくという点では商経学部で長年培ってきたリソースがありますから、千葉商科大学ならではの強みが発揮できるのではないかと思っています。
■■「部下に持つなら千葉商大」と評価される人材を輩出■■
本学の学生の人柄を示す言葉として昔からよく言われるのが、「部下に持つなら千葉商大」。多くの企業から、素直でまじめにコツコツ働く協調性の高いタイプが多いという評価を受けています。一方で先ほど示したデータのとおり、部下としてだけではなく、社長や管理職になるような人材も輩出しているのが、千葉商科大学の特徴です。