響き合う 人ｘ企業 JOBRASS新卒

キャリアセンターの齋藤さん
岡本太郎の大きな絵(背景)がひときわ目を引く
学内レストラン「CAFE　TARO」にて。

海外にいるような感覚のキャンパス内で、多様な言語と異文化が身につく外国語学部のみの単科大学です。国際教養学科は、2014年3月に初めての卒業生を輩出します。歴史ある京都の都心に近く、アクセスも便利。キャンパスが小ぢんまりしている分、学生同士の距離が近いようですね。
語学はコツコツ積み重ねることが必要なだけに、学生たちはまじめで誠実なイメージです。ボランティアなど学外での活動に積極的な学生も多いですが、普段はそれを見せない学生が多いですね。派遣や交換留学のチャンスもたくさんあるので、海外に出て勉強したり活躍したりする学生が多くいます。
また、毎年学科ごとに「ナショナルウィーク」を設け、キャンパスの国際化にも学生主体で取り組んでいます。各学科の言語圏の歴史・文化・芸術を、学内外へ向けてあらゆる角度から個性豊かに紹介する行事です。楽しみながら外国語を習得する、留学生を含めた学生が主役の行事で、教職員はサポート役です。

在京都メキシコ名誉領事館での撮影には
学生さんにも参加いただきました。
キャリアセンターとの大きな信頼関係がうかがえました。

1年次は、建学の精神である「言語と平和」をテーマにした必須授業の中で、2度キャリアセンター長が登壇し「外国語教育の職業的意義」についてお話ししています。また、就職活動に備えるためのガイダンスや、企業の代表者を招いての業界説明会も開催しています。
2年次は、内容としてはまだゆるやかなものですが、7月に全体の進路ガイダンスを開催しています。
早くから後押ししすぎると学生が疲れてしまいますし、就職ばかりではなく学生生活を楽しんでほしいという思いがあるからです。一方、現実の世界を直視し、逞しさを備えるために海外フィールドワークやインターンシップへの参加も薦めています。
3年次生の5・6・7月には就職活動へのスタートアップとして就職ガイダンスを行います。学生生活を有意義にすごした結果えられる多くの体験や気づきを就活に生かしてほしいと思います。就職はあくまで社会人としてのスタートでありゴールではないということを、4年間で意識づけたいと考えています。

まず、この4年間の勉強、語学の会話力や文章力はもちろん、グループワークで養ったプレゼン力などが社会で役立つスキルになると伝えています。
相談に来る学生は、業界大手2社から内定が出て迷っているという悩みや、みんなが行っているからインターンシップに行った方がいいか、などさまざまです。もちろん、親や教職員、友人などそれぞれの立場での意見を聞くことは大切ですが、正解がないからこそ自分で決断してほしいとアドバイスしています。身近な社会人である親御さんを説得できるくらい、語学を通して夢中になれるものを見つけ、学生生活を充実させてほしいですね。そうして出した決断に自信を持ってもらえるよう後押ししています。
語学を生かして活躍したいという学生も当然たくさんいますが、企業に入ってもすぐに語学をフルに使える部署に行けるかというのは分かりません。希望通りにいかないこともあるでしょう。じっくり話を聞いて実例を示しながら、可能性を広げるサポートをしています。

建学の精神(言語を通して世界の平和を)に則り、言葉の教育を通して全人的な総合教育をしています。
学生たちは日本語での高いコミュニケーション能力、外国語というツールを使って人と関わりが持てる力を有していると思います。
少人数教育で語学をじっくり学んだという強みは絶対的です。語学を生かして、または語学をきっかけにやりたいことを実現しようとする学生たちの潜在能力は、すごいんです。そういった学生がどこに就職するのか、私たちの楽しみでもあります。
企業の採用を担当する方は、入社してからの伸び代を見られると思います。その意味でも「語学がやりたい」と本学で学んだ学生は、コツコツ集中する力があり、異文化教育から他者と自分との違いを受け入れて理解しようとする“どんな風にも伸びる可能性を持った人材”だと思っています。