響き合う 人x企業 JOBRASS新卒

学生の就職活動を応援 大学キャリアセンターインタビュー

vol.

17

昭和女子大学

我が校の特徴
「未来の私を探しに行こう」社会人メンター制度を導入し、女性としての10年後・20年後のキャリアをサポートしています。
設置学部
【人間文化学部】日本語日本文学科、歴史文化学科、英語コミュニケーション学科、国際学科
【人間社会学部】心理学科、福祉社会学科、現代教養学科、初等教育学科
【生活科学部】環境デザイン学科、健康デザイン学科、管理栄養学科
【グローバルビジネス学部】ビジネスデザイン学科
昭和女子大学

本学が誇る社会人メンター制度

「学生さん一人ひとりとじっくり向き合い、一緒に考えていこうね、というスタンスで接しています」

学生と、信頼できる社会人が直接出会い、卒業後のキャリアプランやライフスタイルについて相談できる。そんな機会を提供しているのが本学の「社会人メンター制度」です。

公募・推薦によって登録されているメンターは330~340名(本学の卒業生は約1割)。年代は20代~80代と幅広く、皆さん豊富な社会人経験を持ち、学生支援に積極的な方々ばかりです。
“職員とは違った立場からアドバイスをもらえる”
“年齢に関係なく、人生の先輩たちの歩んできた道を知ることができる”
ということで、学生にも非常に信頼の厚いシステムなんですよ。

学生はメンターの職歴・得意分野などを見ることができ(キーワードを入れて検索することも可能)、キャリア支援センターがマッチングを行っています。

社会人メンター/吉島さん

社会人メンターの吉島さん(写真:左)とキャリア支援センター職員の横川さん(写真:右)。頼れるお姉さん的存在です。

私は本学の卒業生なのですが、3年前に昭和女子大学が新しくメンター制度という取り組みを始めると聞き、応募しました。
学生さんたちと接していて感じるのは、まず相談に来るという時点でやる気があるということ。それも、就活中の学生さんだけでなく、1・2年生も来てくれるんですよ。
皆さんすごく素直で真面目。でも就職に関しては、ちょっと控え目かもしれません。協調性があって変に空気を読んでしまう部分があるので、優等生的に見えてしまい、面接に行くと目立たないのではないかと心配になったりもします。日頃から「もっと個性を出しても良いんだよ」「失敗を恐れずに取り組んでも良いんだよ」とアドバイスしています。

学生さんからは、「学生のうちにどういう勉強をしたら良いですか」「どういう資格を取ったら良いですか」とよく聞かれます。熱心に1年生のうちから聞いてくるので、こちらも頭が下がる思いなのですが・・・。「そういうことも大事だけれど、自分のやりたいことを思いっきりやってみたり、人間関係を大切にしたり、今のうちしかできないことをやってみても良いのでは?」と伝えています。私が自分の体験談を交えて話をすることで、マニュアル通りでなくても良いんだと思ってくれたり、「私は絶対にこの職種」と決めていた学生さんの視野が広がってくれたら嬉しいですね。

キャリア支援センター/横川さん

私はキャリア支援センターの職員ですので、具体的に「履歴書を見てください」「模擬面接をしてください」などの就職に直結した相談が多いです。
大学生ですし、もう大人なので「こうしなさい」「こうすれば良いんだから」と押しつけるような話し方はしていません。答えを求めてくる学生もいますが、自分で考えられる方向に持っていくというか、指示的なやり方はしないようにしています。自分で気づいてもらえたり、自分で動こうと思ってもらえたら良いですね。
それで「自分の求めていた答えじゃない」と言ってセンターに来なくなってしまうのも怖いけれど、それは社会に出てからもあることですから。
一人で抱えこんでフェードアウトしていくのではなく、「ここに来れば何とかなるかもしれない」と思ってもらえるような接し方を心掛けています。

≪キャリア支援センターの取り組み≫
ガイダンスやセミナーなどの就活支援の他に、3年生ではインターンシップを実施しています。初めに学生500人位を集めてセミナーを開催し、企業に行く前はもちろん、実際に企業に行ってからもサポートをするので、その時点で約500人はキャリア支援センターに来たことがある、という状態になります。そこで接点を少しでもつくっていると、夏にインターンシップに行ってそのまま秋~冬にキャリア支援センターに来やすい、という流れができます。

4年生の夏~秋には、内定の連絡がない学生一人ひとりにメールや電話をして、状況をヒアリング。「今後の動き方の作戦を一緒に立てよう」と言って、内定までじっくり学生たちと向き合います。
そのようなフォローもあってかおかげさまで就職率は高く、私たちも数字を目標にしているわけではありませんが、結果として嬉しく思っています。

企業へのメッセージ

本学の学生の特長は、とにかく素直で真面目。物事をキチンと捉えている学生が多いです。面接などの短い時間ではアピールしづらい部分なのですが、普段の生活の中で挨拶をしたり、先輩や親・目上の人を敬ったりする基本的なマナーが身についています。
企業説明会などでの企業様からのアンケートでは、「気立ての良い学生が多い」「協調性がある」とのお声をいただいております。
また、学寮研修など集団での生活にも慣れていますので、我慢強いですね。社会に出ると自分の思いだけではなかなか仕事が進められない場面もあると思うのですが、本学の学生は組織の中でコツコツ取り組んでいけると思います。

キャリア支援センターに、泣きながら相談に来ていた学生が内定報告に来てくれた時。
卒業生が遊びに来て、「仕事が楽しいです」と言ってくれたり、企業の人事担当者となって本学の合同企業説明会に来てくれた時。
本学から巣立った学生が、生き生きと活躍している姿を見ると、本当に嬉しくなります。
私たち職員は、これからも精一杯学生を支援していきますので、企業の皆様にも学生一人ひとりをじっくり見ていただけたらと思います。

大学の紹介・独自の取り組み

大正9年、「世の光となろう」を建学の精神に設立された本学。優れた女性の育成を目指し、女性が元気になれる大学として成長を遂げてまいりました。現在では、坂東眞理子学長を先頭に「夢を実現する7つの力」を身につけることができるよう、多様なプログラムを実施しています。
≪夢を実現する7つの力≫
■グローバルに生きる力
■外国語を使う力
■ITを使いこなす力
■コミュニケーションをとる力
■問題を発見し目標を設定する力
■一歩踏み出して行動する力
■自分を大切にする力
2013年4月にはグローバルビジネス学部を新設。役に立つ英語の習得を重視し、グローバルな視野と知識を備えたビジネスパーソンの育成がスタートしました。

≪感性や協調性を育む講座・研修が充実。その一部をご紹介します≫
★『文化研究講座』では、キャンパス内にあるコンサートホールで、授業の一環としてミュージカルやオペラなどの舞台芸術を鑑賞することができます。一流の芸術に直接触れ、感性を磨き教養を深めることができるだけでなく、観劇をする際のマナーも学ぶことができます。
★『学寮研修』では、全学生が3泊4日の宿泊研修を行います。共同と協働の体験からリーダーシップや協調性を養う、本学独自の全人的な教育の場です。
★『昭和ボストン』は、年間約300名の学生が留学する海外キャンパス。実践的な語学能力を育成し、文化と生活を学ぶことにより社会的視野を広げます。
上記のようなカリキュラムを経て、輝く女性が社会へと羽ばたいています。

昭和女子大学

昭和女子大学

所在地 〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57
URL http://swu.ac.jp/
学部 【人間文化学部】日本語日本文学科、歴史文化学科、英語コミュニケーション学科、国際学科
【人間社会学部】心理学科、福祉社会学科、現代教養学科、初等教育学科
【生活科学部】環境デザイン学科、健康デザイン学科、管理栄養学科
【グローバルビジネス学部】ビジネスデザイン学科
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