響き合う 人x企業 JOBRASS新卒

学生の就職活動を応援 大学キャリアセンターインタビュー

vol.

20

日本体育大学

我が校の特徴
エネルギーがあり、それをぶつける場所もある。この環境が、心身ともに健康・健全な学生を育成しています。
設置学部
■世田谷キャンパス
■健志台キャンパス
【体育学部】体育学科、健康学科、武道学科、社会体育学科
【児童スポーツ教育学部】児童スポーツ教育学科
日本体育大学

“日体大生”はこんな学生です!

「学生のためになることなら、何でも試してみよう!」
職員の皆さんは常に柔軟な発想で新しい企画にチャレンジしているそうです。

クラブ・サークル合わせて約7割の学生がスポーツに取り組んでいる『日本体育大学』。本学では、エネルギーあふれる学生たちが、目的や目標を持って日々の生活を送っています。
学生の特長としては、“打たれ強い”ということが挙げられますね。例えば就職活動の際、「エントリーシートがダメでした」とショックを受けていても、立ち直りが早いです。気持ちの切り替えが上手く、“落ち込んでフェードアウトしてしまう”というような光景はあまり見られません。

しかし一方で、内弁慶な部分もあり・・・。合同説明会などに一人で行くのが得意ではなく、「皆が行くなら行く」という声をよく聞きます。学生支援センターにも「一人では入りづらい」と言って、友達と一緒に来ることが多いですね。職員が声を掛けないとそのまま帰ってしまうこともあるので、私たちも学生への声掛けを意識して行っています。「こんにちは」という挨拶から始まり、少しでも話しかけやすい雰囲気をつくれたらと思います。

「申し込みたい講座があるから、学生支援センターへ来る」というだけでなく、自分の将来を真剣に考えるためにも来てほしい。
大人と話すことで気付けることもあると思うので、気軽に足を運んでもらいたいですね。

学生の視野を広げるために

~OB・OGの訪問会の様子~
先輩からのリアルな声に、学生も興味津々!

相談を受ける中で感じるのは、学生が社会を知らなすぎる、ということ。このまま12月に入ると「知っている企業しか受けない」ということになります。中小企業で採用してくれる所があるよ、と言っても、自分がその会社を知っているか・知らないかという表面的な部分でしか判断しないんですね。

私たちが日頃から言っているのは、「知らないからこそ、話を聞きに行ってみよう」ということ。例えば、社名を知らなかったとしても、その企業の人事担当の方の雰囲気から、自分がこの企業に合うと感じるかもしれない。そういう自分の目で見た時のフィーリングを大切にしよう、と伝えています。ネットの求人情報をスクロールするだけでは分からないことがありますから、エントリーする・しないは置いておいて、まずは説明を聞きに行くことを勧めています。

「説明会で話を聞いて、考えが変わりました」という声も聞きますので、学内の合同説明会でもできるだけ多くの企業様に来ていただくよう今年度は4回の実施を予定しています。また、就職活動が始まる前に卒業生から仕事の話を聞くOB・OG訪問会を開催し、働くイメージをつける機会にしています。学生の目に入る企業数を増やし、視野を広げていってもらいたいですね。

自分の将来と向き合うきっかけを

カウンセリングではなるべく学生自身に話をしてもらい、自分の気持ちに整理をつけて前進できるようサポートしています。例えば「教員志望だったけれど、一般の企業に進路変更したい」という学生には、まず「どうして教員を諦めるの? どうして一般企業に就職したいの?」という部分を明確に言語化できるよう話を聞いています。
以前、教員を目指していたけれど2次試験で落ちてしまったサッカー部の学生がいました。そこから一般企業への就職に方向転換したのですが、スパッと気持ちを切り替え、最終的には自分で受けたい企業を見つけてきて、内定をもらっていました。一つのことに真剣に取り組んできた学生は、一般企業にも求められる人材なのだと感じましたね。

また本学では、教員志望の学生に対して「“とりあえず免許を取れるから取っておこう”という軽い気持ちではいけない」ということを、早い段階から伝えています。
“教育実習にいくためには、課題をクリアすること”という風にハードルを設け、中途半端な気持ちで免許だけ取る、ということにならないよう指導しています。一度ふるいがあることによって、方向転換もしやすくなると思うんですよね。
本当に教員になりたいのか、教員以外ならどんな道を選ぶのか。真剣に考えるきっかけを提供できるようにしています。

学生支援センターの取り組み

■「就活ランチ」
部活動で放課後のガイダンスに参加できない学生のために、お昼の時間を利用し気軽なスタンスで参加できるガイダンスを行っています。30~45分という短い時間のため参加しやすいという点がメリットです。

■「クラブ・サークル別ガイダンス」
7割の学生が部活に入っていますので、職員が各クラブを担当し、学生の都合の良い時間帯にガイダンスを行っています。今年からは、その後の個別面談も検討しています。

■「就活手帳」
毎年3年生に、就職活動のスケジュールなどが載っている“就活手帳”を渡しています。去年までは配って終わりでしたが、今年からは手帳を使ってガイダンスを行ったり、就活ランチのワークで使用したり、学生にとって必要不可欠なものになるよう工夫しています。
“配るだけ”では学生は見ないので、活用の仕方をレクチャーし、本当に役に立つ手帳として使ってもらいたいと思っています。

■低学年のスキルアップセミナー
社会人と早期に接点をつくるため、卒業生(企業の社員・公務員・教員・トップアスリート等)の話を聞ける場を設けています。低学年のうちから将来を考える機会をつくるというのがコンセプトです。

私たち職員が常に感じているのは、とにかく「知らない」のはもったいないということ。
「こうすれば受かる」というアドバイスではなく、自分で考えるための何かヒントを与えてあげられると良いですね。

企業の皆様へ

以前、卒業生が就職した企業の方から、「日体大生は自分の言葉で話せるところが良いですね」と言っていただいたことがあります。新入社員が朝礼で一人ずつ挨拶をしていった時のこと。皆が当たり障りのない発言をしている中、本学卒の社員だけが自分の言葉でキチンと話をしていて、その姿が非常に印象的だったとおっしゃっていました。同様のことを他の企業様からも言っていただけることが多いです。
私たちの職場にも、毎年何人か本学卒の職員が新しく入ってきて一緒に仕事をしますが、受け身ではなく自分から行動を起こせるんですよね。もまれながら成長していっている様子を間近で見ると、他の学生たちも企業に入って、こんな風に活躍しているのかと嬉しくなります。

『日体大』と聞くと、教員になる学生が多い、というイメージがあるかもしれませんが、実際は43%の学生が企業に就職しています(平成24年度・就職状況より)。
良い意味で真っ白なのでどんな色にも染まれる。その柔軟さと、伸びる速度に関しては自信を持って言えますので、企業の皆様には、ぜひ入社してからの成長に期待していただきたいと思います。
部活に入っていて、就活の時期が普通より遅くなる学生もいますので、正直なところを言うと、秋採用を増やしていただけるとありがたいですね(笑)

日本体育大学

日本体育大学

所在地 ■世田谷キャンパス
〒158-8508 東京都世田谷区深沢7-1-1

■健志台キャンパス
〒227-0033 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1221-1
URL http://www.nittai.ac.jp/
学部 【体育学部】体育学科、健康学科、武道学科、社会体育学科
【児童スポーツ教育学部】児童スポーツ教育学科
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