響き合う 人x企業 JOBRASS新卒

学生の就職活動を応援 大学キャリアセンターインタビュー

vol.

27

大阪商業大学

我が校の特徴
「楽しい生き方」の実現に向けて
早期離職を防ぐマッチングを徹底サポート。
設置学部
【経済学部】経済学科
【総合経営学部】経営学科、商学科、公共経営学科
大阪商業大学

大学の紹介・学生の特色

とにかく教職員と学生の距離がものすごく近い、アットホームな面倒見のいい大学です。学生のために開かれており、我々も学生に歩み寄ってプライベートなことなど様々な相談に乗っています。大学全入時代ということもあり、入学してから人生の目的を見つけようという学生もいるので、目的を持った学生だけを指導・教育するという図式ではなく、すべての学生に対して、建学の理念である「世に役立つ人物の養成」に基づき、しっかり育てることを責務とし、地域社会と手を取り合って取り組んでいます。地域の商店街を活性化させるなどのフィールドワークゼミは、その典型的な取り組みの一つです。
硬派で体育会系のイメージがある本学は、約9割が男子学生。Jリーガーやプロ野球選手、男子バレーボールでも多くのプロ選手を輩出する強豪です。スポーツを続けている学生は特に顕著ですが、素直でとても元気のある学生が多いと、企業様にも評価いただいています。逆に、あまりにも素直すぎてビジネスの現場ではちょっと頼りない、と言われてしまうこともあるくらいです。このことからも我々教職員は、社会の厳しさも含めて様々なノウハウを教えていかなければならないと考えています。

キャリア支援の取り組み

キャリアサポート室長の中山さん。「スタッフには、“自分の娘や息子だったらどう指導するのか”と考えて接するように求めています。情熱を持って一所懸命サポートすれば必ず応えてくれる子どもたちなので、とことん付き合うのが信条です」

キャリアサポート室では、変動が激しい社会においても世の中の役に立つ人物を養成できるよう、建学の理念を具現化した4つの柱に注力して学生をサポートしています。「思いやりと礼節」「基礎的実学」「柔軟な思考力」そして「楽しい生き方」の4つです。どれも1年次からガイダンスなどで学生たちに指導していることですが、特に力を入れているのが、4つ目の「楽しい生き方」の部分です。
大学を卒業してから約50年間現役を続けるとして、その約4分の1の年月を職場で過ごすことになります。「楽しい生き方」を実現するには、その職場が楽しく、その仕事が自分に合っていること、やりがいを感じることが大切です。そのために、就職活動が本格化する前の3年生から、全員を対象にキャリアカウンセラーによる1人50~60分の個別面談を行っています。やりたい仕事が明確でない学生には、中学や高校で好きだった・嫌いだった科目を聞くなど、まずは何に興味があるのかから深く掘り起こしていきます。
また、早期離職を減らす取り組みも積極的に行っています。卒業して3年間は卒業生にアンケートを取り、離職率を調査しています。そこから明らかになったデータを就職支援に生かし、確実に離職率の低下につなげています。また、キャリアサポート室の入口には学生の生の声を聞く目安箱も設置しています。

学生にアドバイスしていること

2月上旬、学内で行われた合同企業説明会の様子。30社の企業が参加した。

学生には、自己分析を徹底して行うこと、それから業界・業種・職種・企業の研究をしっかり行うように伝えています。自己分析をしっかりしないままに300社受けるのではなく、自己分析及び業界・業種・職種・企業研究を充分し、自分のやりたいこと・やれることに気づき、的を絞って30社受けた方が、就職という大事な場面で妥協しなくていいからです。この準備で就職活動の80%が終わったと言っても決して過言ではありません。我々が一番に心掛けていることは、こうしなさいというのではなく、学生が自ら長所に気づき、本当にやりたいことを見つけられるよう導く指導を行っています。学生が就職した後の人生で、仕事を通じて「楽しい生き方」を実現できるように、「大商大に入って良かった」と言ってもらえるように、教職員一丸となって学生を支援しています。

企業へのメッセージ

企業で一番にコストカットされるのは、教育コストだと思います。しかし、一人ひとりを育てていく人間教育にこそ、一緒になって取り組んでほしいと願っています。それが、企業の業績アップにもつながります。我々はミスマッチがないように、学生たちを社会へ送り出します。企業の皆様方も、大学及び学生たちに自社の魅力を最大限アピールしてください。

大阪商業大学

大阪商業大学

所在地 〒577-8505 大阪府東大阪市御厨栄町4-1-10
URL http://ouc.daishodai.ac.jp
学部 【経済学部】経済学科
【総合経営学部】経営学科、商学科、公共経営学科
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