響き合う 人x企業 JOBRASS新卒

学生の就職活動を応援 大学キャリアセンターインタビュー

vol.

51

流通科学大学

我が校の特徴
「ネアカ のびのび へこたれず」
「流通」で豊かな社会を実現できる人材を育成。
設置学部
※2014年度まで
【商学部】商学科
【総合政策学部】総合政策学科
【サービス産業学部】観光学科 サービスマネジメント学科
※2015年度以降
【商学部】経営学科 マーケティング学科
【経済学部】経済学科 経済情報学科
【人間社会学部】人間社会学科 観光学科 人間健康学科
流通科学大学

大学の紹介・学生の特色

本学は、ダイエーの創業者である故・中内功によって設立されました。「流通を科学的に研究教育することを通じて、世界の平和に貢献し、真に豊かな社会の実現に貢献できる人材を育成する」という本学の建学理念にも、中内の考えが息づいています。
ではその理念をどう実現していくかというところでは、机上の理論ばかりを求めるのではなく、現場に即した実学を行っています。たとえば、本学はインターンシップという言葉が普及していなかった1990年頃から、履修者全員に企業実習を行っていました。開学当初から産業界に支援をいただき、即戦力となる人材を育てていこうという意志のもと、今日まで実学教育に注力しています。
また、中内が残した「ネアカ のびのび へこたれず」という言葉にも、本学が育てたい人材が表されています。クラブ活動に積極的に取り組める環境づくりをしているためクラブへの所属率が高く、明るく伸び伸びとした、簡単にはへこたれない学生が育っていると感じます。大学教職員の多くがクラブの顧問・副顧問や部長といった形で学生と密接に関わっており、普段の学生生活を通じて人材を育成しています。

キャリア支援の取り組み

「『今どきの学生は』とひとくくりにするのではなく、1人ひとりにあった指導が大事です。」キャリア開発部の次長、平井さん(右)と、課長の藤原さん。

「仕事とは」「就職活動とは」といったことをしっかり意識したうえで学生生活を過ごしてもらうために、教学面では1年生からキャリア教育を実践しています。また、座学だけでなく、「学生チャレンジプロジェクト」などのプログラムをはじめ、課外活動を含めたさまざまな体験型プログラムを用意しています。学年が上がると、企業や行政など公共団体からいただいた課題を学生が解決していく「社会連携プログラム」にも参加できます。ほんの一例ですが、JR西日本、阪神タイガース、神戸市など、さまざまな企業や公共団体にご協力をいただいています。他大学と競うコンペ形式のプログラムもあり、入賞はかなり難しいのですが、ここ数年、上位を取れるようになってきました。たとえば、日本盛にご協力いただいた日本酒の消費拡大策を提案するプロジェクトでは、発想力やプレゼンが評価され事業化表彰をいただきました。その学生が今4年生で、就職活動でも満足のいく結果を残しています。学生が社会で通用する人材となるための教育プログラムとして今後もそういった機会を提供していきたいと思います。
キャリアセンターのサポートとしては、3年生の5月の就職ガイダンスに始まり、筆記試験対策のほか、スーツの着こなしやメーキャップセミナーなど、多方面から就職支援をしています。もちろん個人面談、グループディスカッションの練習も行いますが、特に学生からも好評を得ているのが、「就職対策宿泊セミナー」です。希望者を募り、12月から1回42名で4回行う、1泊2日の“合宿”です。企業の採用担当者や卒業生に話をしてもらうほか、夜を徹して履歴書を完成させることも目標の1つです。普段は小さな集団で行動している学生も、ゼミなどとはまた違ったメンバーと出会い、同じ目標を持って時間を共有することで、隣の学生から刺激を受けて意識が高まるという効果も期待できます。中には自信があって参加する学生もいますが、終わってみたら“伸びていた鼻を折られた”という感想が聞かれます。このセミナーには内定が出て就活を終えた先輩が参加して、厳しくもあたたかいアドバイスをしてくれます。参加した学生が、他の学生に「良かった」と勧めてくれるので、毎回満席です。

学生にアドバイスしていること

オープンなスペースのキャリアセンター。3年生の秋には、一学年のうちの約8割にあたる就職希望者1人ひとりと話すようにしている。なかなか来てくれない学生へは、ゼミやクラブを通じてアプローチも。

来てくれる学生には、最初はやさしく悩みや不安を聞きます。もちろん、本人の成長を考えると時に厳しいアドバイスも必要ですが、そもそも大人と話をする機会が少ない学生には、まずはキャリアセンターの職員と話す、相談すること自体に慣れてもらうことが大事かと思います。クラブに所属する学生は普段からOB・OGと接する機会があるかもしれませんが、それ以外の学生には機会をつくることが大事です。そこで、キャリアセンターへOB・OGに来てもらって、学生に年齢の近い相談しやすい大人と話す機会もつくっています。
我々もすでにさまざまなプログラムを行っていますので、今後、重視していきたいのは、企業とのネットワークづくりです。当然、学生も自身で就職情報サービスなどを使って企業との接点をつかんでいくわけですが、情報の波にのまれてしまうケースもあります。そこで本学では、企業の人事経験者や営業職の経験者を配置し、徹底的に企業訪問をして正確な情報を把握するように努めています。そうして得た情報を学生にフィードバックしたり、学生一人一人の特長を把握したりしながら、学生と企業の橋渡しをしていきたいと思います。

企業へのメッセージ

本学の教育プログラムで培われる学生の「ネアカ のびのび へこたれず」という、どこに出ても物怖じすることなく、誰とでもしっかり言葉を交わすことができ、逆境でもたくましく生き抜く人物像は面接により伝わると思いますので、ご採用の程お願い申し上げます。また、大学の取り組みや学生全体のことについては、キャリアセンターの職員が企業様へお伺いの上、ご紹介させていただきます。

流通科学大学

流通科学大学

所在地 〒651-2188 神戸市西区学園西町3丁目1番
URL http://www.umds.ac.jp
学部 ※2014年度まで
【商学部】商学科
【総合政策学部】総合政策学科
【サービス産業学部】観光学科 サービスマネジメント学科
※2015年度以降
【商学部】経営学科 マーケティング学科
【経済学部】経済学科 経済情報学科
【人間社会学部】人間社会学科 観光学科 人間健康学科
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