響き合う 人x企業 JOBRASS新卒

学生の就職活動を応援 大学キャリアセンターインタビュー

vol.

61

大阪国際大学

我が校の特徴
グローバルに活躍する人材を多数輩出。
さらなるキャリア支援体制を目指す。
設置学部
【グローバルビジネス学部】グローバルビジネス学科(※2014年4月開設)
【ビジネス学部】経営デザイン学科、経済ファイナンス学科(※2014年度より改組)
【現代社会学部】情報デザイン学科、法律政策学科(※2014年度より改組)
【人間科学部】心理コミュニケーション学科、人間健康科学科、スポーツ行動学科
【国際コミュニケーション学部】国際コミュニケーション学科(※2015年度より【国際教養学部】国際コミュニケーション学科、国際観光学科へ改組予定)
大阪国際大学

■大学の紹介・学生の特色

1988年に開学した大阪国際大学。建学の精神である「全人教育」を基礎として、礼節を重んじ、世界に通じる心豊かな人間を育成することを理念としています。2002年には当時の大阪国際女子大学と統合し、現在は5学部10学科で毎年約800名の学生を輩出しています。二つの大学が統合したという元々の成立ちから、スポーツで心身を鍛える学生や、コンピュータを駆使する学生、海外での活躍を目指す学生など、多様な学生が集まっています。以前より「Global Mind」をキーワードに、学生全員がグローバル社会で貢献できる発想と想像力を育み、主体的な行動力を培う教育を実践していますが、さらにグローバル社会に対応した総合社会科学系の学部として2014年度に「グローバルビジネス学部」を開設しました。グローバルビジネス学部では、すべて英語で授業を行うクラスもあります。また、英語力を徹底して高め、国内外の観光に関する専門家を育成する「国際教養学部」を2015年度に開設し、二つの新学部でより国際的な大学を目指しています。
国際大学の名にふさわしく、アジア諸国を中心に毎年100名前後の留学生を受け入れ、キャンパス内で日常的に国際交流・異文化交流が行われ、国際人としての自覚が学生個々のレベルで醸成されています。海外協定校を中心とした短期研修・留学も盛んで、併設の短期大学も含めると毎年約100名を超える学生が海外で広く学んでいます。
2015年4月、新1号館が守口キャンパスに完成しました。学生の能動的な活動を取り入れるアクティブ・ラーニングとして、学生中心の学びの場である「ラーニング・コモンズ」や外国人教員や留学生と異文化交流ができる「イングリッシュ・アイランド」などを設け、課外でも自主的に学べる環境を整備することができました。
「キャリアセンター」を改称して就職支援を専門とする「就職部」とし、キャリア教育の部分は「学務部」が主体となってキャリア形成科目群を配置。グローバルはじめ各分野で活躍する人材を多数輩出、今後、全学あげてさらなるキャリア支援体制の拡充を目指していきます。

■キャリア支援の取組

学内での異文化交流を実現した「ラーニング・コモンズ」。開放的な空間で、自然と語学力が身に付く環境が整っていることも本学の特徴。ここから、グローバルに活躍する人材が羽ばたいていくことが期待されている。同様に就職部もオープンな雰囲気。活発に出入りする学生たちの姿が多数見受けられる。

本学では、全学あげてのキャリア支援に取り組んでいます。1年次から正課・必須授業として組み込むことで、学生自身が自己を振り返り強み・弱みを認識し早期より就職意識の醸成を図ることで、段階を踏んで将来の職業に結び付けていきます。自己認識、業界・企業研究、社会人基礎力向上と、就職活動に活かせる実践的なカリキュラムを用意しています。2年次になると、インターンシップ、日本語表現、キャリアアップ基礎とさらにレベルアップ、就職の意識の高いメンバーには「社会塾」というプログラムを展開、本格的に就職活動がスタートする3年次に備えます。
就職部では、就職活動が本格化する前の3年次後期より個別面談を行っています。個々の学生と企業のマッチングをめざし、学生一人当たり8.5回の個別面談を行っているのも特徴。学生一人当たり8.5回という数字は、そのきめ細かい対応と信頼関係を表していると言えます。カウンセラーによるセミナー担当制をしいており、担任教員と情報を共有しながら、一体となって学生をサポートしています。また、カウンセラー自身が実際に企業を訪問し、卒業生の活躍状況や求める人物像などヒアリングで得た情報をサポートに活かしています。
保護者に対しては、以下の3点をサポートしています。
1.就職支援行事等の案内を定期的にメール配信
2.学生・保護者・就職部スタッフによる三者面談
3.保護者対象就職説明会の開催、保護者向け「就職ガイドブック」の配布

全学的なさらなる支援強化として、国内外でのインターンシップやボランティアなど、学生の気づきや成長につながる様々な体験プログラムの提供もしています。海外研修プログラムへも学部を問わず参加することが可能です。多様な学内奨学金制度が充実、留学先の学費を大学が負担するプログラムもあります。ホテルや観光業、航空業界等でのプログラムは、将来の具体的な就職選択肢につながっています。また、同じ地域にある国内トップクラスの企業であるパナソニック株式会社と連携し、将来のビジネスリーダーを養成する約1か月にわたる研修も行っています。現役パナソニック社員から、働く意義や経営理念、マーケティング等の実務を学ぶことができ、他大学ではなかなかできないと学生にも好評です。

■学生にアドバイスしていること

2015年4月より就職部の部長に就任した高橋さん。「学生には、アルバイトと社会人としての就職は違うと伝えています。今後、グローバルに活躍するためには、語学力に加えて、さらなる人間力の育成が必要です」と語る。民間企業で豊富な経験を持つ高橋さんは、これまで築き上げたネットワークや実績をキャリア支援につなげていきたいと意気込みを話してくれた。

私たちは、本学の学生が社会人として自律・自立していけるよう支援しています。本学では「海外経験」「地域貢献」「クラブ活動」と三つの軸で多彩な経験を積むよう、入学時から強く推奨しています。学生の出身地をみると近畿地区が最も多いのですが、西日本や中日本の各地から多くの学生が集まってきています。グローバルを目指す学生がいる一方で、地域での貢献役立ちを目指す学生等、その進路は様々です。
日本には知名度が高い大手企業だけでなく、世界に誇れる技術力やしっかりとした経営理念を持ちながら立派な経営を進めている魅力的な中小企業がたくさんあることを知ってもらい、進路希望に適った企業や団体を紹介していきたいですね。
正直、今の学生は優しく誠実な学生が多い一方、あまり挫折を知らずに大学まで来ている人たちが少なからずいます。そのような学生にとって就職活動で希望する企業の選考で失敗したりすると、人生で初めての大きな挫折になってしまうこともあります。そんな落ち込んでしまった学生のサポートも我々の大切な役目です。モチベーションを管理することや将来の方向性を見失わないように最後まで学生に寄り添った支援を心がけています。
また、就職活動の時期がきたらそこに力を注ぐことも大切ですが、その1~2年前の段階からの学生支援も重要だと考えます。キャリア支援は、学生と就職部だけで成り立つものではありません。学生にかかわる教職員をはじめクラブ活動や地域の方々とのふれあいさらにはアルバイトなどもキャリア形成に大いに影響します。
例えば、2015年10月よりスタートした「AKV25(Assisting at Kansai international airport as Volunteer25)」です。これ、某国民的アイドルユニットのようなプロジェクト名でしょう(笑)。学生のボランティアスタッフが、関西国際空港を利用される外国人観光客を身につけた語学力でサポートするという企画。企業や地域とのつながりがあってこそ、こうした企画が実現できるのです。幅広い経験を積んで、将来の就職活動に活かしていってほしいですね。

■企業へのメッセージ

総じて明るく、誠実・素直な学生が多く、OGやOBが活躍している企業へ訪問すると、「実直で真面目にコツコツと続けている」という声をいただくことが多いですね。これは、海外経験、クラブ活動、地域ボランティア活動など、全員が何らかの形で懸命に取り組んでいることがポイントになっているのではないかと考えています。学生たちは、1年からキャリア形成科目を通して就業意識を高め、インターンシップはじめいろいろな場で外の風を吹かれているので入社後に即戦力としての活躍も期待できます。また「ラーニング・コモンズ」や「イングリッシュ・アイランド」など、学内で語学力が育まれる環境も整いました。これからは、より一層グローバルにあるいは地域創生に活躍できる人材の輩出を目指して行きたいと考えています。

大阪国際大学

大阪国際大学

所在地 守口キャンパス:〒570-8555 大阪府守口市藤田町6-21-57
枚方キャンパス:〒573-0192 大阪府枚方市杉3-50-1
URL http://www.oiu.ac.jp
学部 【グローバルビジネス学部】グローバルビジネス学科(※2014年4月開設)
【ビジネス学部】経営デザイン学科、経済ファイナンス学科(※2014年度より改組)
【現代社会学部】情報デザイン学科、法律政策学科(※2014年度より改組)
【人間科学部】心理コミュニケーション学科、人間健康科学科、スポーツ行動学科
【国際コミュニケーション学部】国際コミュニケーション学科(※2015年度より【国際教養学部】国際コミュニケーション学科、国際観光学科へ改組予定)
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