響き合う 人x企業 JOBRASS新卒

学生の就職活動を応援 大学キャリアセンターインタビュー

vol.

62

大阪体育大学

我が校の特徴
「極める力・大体大力」を目標に掲げ、
人間性と専門性を兼ね備えた
スペシャリストづくりを推進。
設置学部
【体育学部】スポーツ教育学科、健康・スポーツマネジメント学科
【教育学部】教育学科
【健康福祉学部】健康福祉学科
大阪体育大学

大体大生は、こんな学生です!

企業や公務員を目指す学生を支援する「キャリア支援センター」と、教員を目指す学生をサポートする「教職支援センター」。計14名のスタッフが、約2,500名(全学年)の生徒を力強くバックアップ。教職員と学生の距離が近く、きめ細やかな支援を実践しています。

1965年、関西初の体育大学として開学した「大阪体育大学」。
現在、19,000人を超える卒業生が、教育関係をはじめ、企業、公務員、医療、福祉、プロスポーツなど多方面で活躍しています。
本学の学生は『元気にあふれ』、『表現力豊か』で、『コミュニケーション力』に優れているのが特徴。ほかにも、自ら積極的に物事に取り組める「主体性」、失敗を恐れずに目標に向かっていく「行動力」、ひとつのことに打ち込み、情熱を傾けることができる「熱意」、勝つためにデータを研究・分析し、考え抜く「論理的な思考力」、壁にぶつかっても突破する「バイタリティ」など、学問として学んだことだけでなく、からだで自然に憶えた力が備わっています。

キャリア支援の取り組み

「大体大は、このキャンパスに約2,500人というちょうどいい規模。教職員と学生の距離が近く、学生同士もクラブ間を越えて仲がいいのも特徴です。キャリア支援センターは気軽に来れる場所だと思います」キャリア支援センター部長 宮崎さん(右)、キャリア支援部主任 古家さん(左)

<キャリア支援センターと教職支援センターの2本柱でバックアップ>
全学生の3分の1が教師を目指す本学。企業や公務員を目指す学生を支援する『キャリア支援センター』に加え、平成25年度『教職支援センター』を設立。教員を目指す学生たちの熱い気持ちをより充実した形で支援しています。教職支援センターには、元教育委員会の職員や、校長経験者も在籍。試験の傾向と対策など具体的できめ細やかな支援を実践しています。

<4つの支援策で徹底サポート>
◆キャリアデザインI・II(2年生・3年生)
授業形式(単位認定される選択科目)で、身だしなみやあいさつ、電話応対、心構えなど、社会に出て必要なことをはじめ、就職活動、面接などで必要な自己PR、基礎学力などのテクニックについても指導しています。

◆キャリアフェスタ(1~3年生)
短期集中で行われる全員参加型のイベントです。様々な業界・業種の社会人や、卒業生・先輩とコミュニケーションを取ること、また自己啓発の講座などで、将来についての知見を広めることを目的としています。

◆学内セミナー(全学年)
クラブ活動で放課後が忙しい学生のために、昼休みを利用してセミナーを開催。教職関係、公務員関係、企業の方に来ていただいてお話ししていただくほか、学力アップの講座も行っています。

◆個別指導 グループ面談(2年生)、個別面談(3年生)
各学年で全員に実施。面談の結果、目標としている将来や悩みについて、支援センターのスタッフと担当教員が情報を共有しています。

あらゆるアプローチで支援

<より本番に近い模擬面接も実施>
臨場感を出すため、大阪府の教員採用試験の面接の部屋をそっくりコピーした部屋を用意。教員や企業の現場で実際に採用試験に携わっていた職員が面接官の役をし、本番さながらに面接指導をしています。

<キャリア支援委員会を発足>
ひとりの学生に対し、教員、クラブの監督、ゼミの先生、キャリア支援センター、教職支援センターの職員などで、学生の進路について情報を共有。各部署の連携を強化し、教職員一丸となって学生をバックアップしています。

<保護者懇談会を全国規模で開催>
保護者の方には土日を利用し、各都道府県で、懇談会を開催。現在、各都道府県の同窓会支部組織の協力を得て、47都道府県のうち37府県をカバーしています。実際の現場で活躍する教員や企業の方に来ていただき講演していただくとともに、保護者の方と個人面談を実施。教学部の職員が成績表を見せながら保護者に説明。さらに、キャリア支援センターの職員と面談。1~3年生の出席率は約7割と、多数の保護者の方にご参加いただいています。

<学習支援室で学力を強化>
基礎学力(筆記試験対策)の自信をつけたい学生には、学習トレーニングも行っています。任意での参加ですが、わからないところをマンツーマンで教員が教えています。授業がない時間や昼休みなど、好きな時間に利用できる自主勉強室です。



<学生さんの声 Hさん 3年生 テニス部>
キャリアセンターには1年生のときからよく顔を出しています。就活している先輩が「絶対ここを利用すべき!」と言われていたので。世間話をしに来ているようでも、「こんなんあるけど、どう?」などとセミナーを紹介してくださったり、一人ひとりの学生に対して親身になって話を聞いてくれます。
昼休みに開かれる『学内セミナー』には、旅行会社や大手アパレルメーカーの方が来られて話をしてくださったり、企業の方と直接ふれあうことができます。今は、教師になるか企業に行くか迷っていますが、(部長の)宮崎さんが「迷っているなら、どっちつかずにならないように、今はどちらも一生懸命やって、最後に決めるのは自分やから」と励ましてもらったので、両方がんばろうと思っています。

学生にアドバイスしていること

1回ずつの面談のトークで何を心がけているということはありませんが、生徒たちには「迷ったときは、いつでも気軽に来なさい」と声をかけています。入学してすぐ、企業に行くか、公務員を目指すか、教職の道に進むか、決めなくても大丈夫。将来像は4年間のあいだに、ゆっくり決めればいいと思います。
最終的には、進路は自分で決めるものですが、こういう道もある、こういう企業もあると、学生にたくさんの材料を与え、その中から自分で考えさせるようにしています。「考える」というのは一人で考えるということではなく、その材料をもとに、ゼミやクラブの先生、家族に相談することを勧めています。
そして、最終的には自分で決める。保護者の方と意見が異なったときも、自分がどうしたいかが一番大切。自分の進路は両親、そして母校の恩師にもきちんと伝えなさいと話しています。

教員採用試験に落ちて、企業に内定が決まっていても、まだ迷っている学生もいます。そういう学生には「教員には向かない」とはっきり言います。やさしい言葉ばかりでなく、厳しい言葉をかけるのは、学生のことを親身になって考えているから。自分(宮崎さん)は学生にとって「親父的存在」。そういう意味でも、ものすごく距離感が近いと思います。
ご両親を説得するのに香川県まで行ったこともあります。車いすの学生に付き添って、どしゃぶりの中、面接会場まで送って行ったことも。この仕事は、ビジネスライクを超えた仕事。だからこそ卒業式は感慨深く、卒業してから社会人になった子たちが遊びに来てくれるのはすごくうれしいですね。

企業の方々へ

本校は、OB・OGの離職率が非常に低いというのが自慢です。社会に出ると、矛盾や理不尽なこともありますが、大体大生はスポーツを通して、厳しい上下関係の中で、人間関係やコミュニケーションの基本を学んでいるため、折れない強い心を持っています。
部活を通して育んだリーダーシップや組織をまとめる力、挑戦する力がしっかりと備わっているため、就職先の方々からは、「人間力の高い人材が多い」「素直で純粋」「ひたむき、芯が強い」「人間関係の構築が上手」「壁にぶつかっても起きあがれる」「挨拶ができ、礼儀正しく、マナーをわきまえている」など、うれしい言葉をたくさんいただいています。様々な現場やコミュニケーションを構築する場でも能力を存分に発揮できると思います。

大阪体育大学

大阪体育大学

所在地 大阪府泉南郡熊取町朝代台1-1
URL http://www.ouhs.jp/
学部 【体育学部】スポーツ教育学科、健康・スポーツマネジメント学科
【教育学部】教育学科
【健康福祉学部】健康福祉学科
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