スタッフインタビュー

「お買い物のプロ」に認めてもらうための、技術と工夫があります。

配送スタッフ
藤枝俊之 2006年9月入社 主任
営業やマーケティングなどの側面もあり、業務は多岐にわたります。

もともと宅配ドライバーをしておりましたが、クレバーに入社してからは11年ほど経ちます。現在は配送スタッフ部門の主任をしています。クレバーで働くきっかけは、外に出る仕事がしたかったのもありますが、花と関わることには以前から興味がありました。花は見ていてとても気持ちのいいものだったので。配送は、神戸・大阪・京都・奈良の4地区に分かれて、配送コースが決まっています。地区の契約スーパー様の花売り場に商品を配送しています。配送スタッフと 言っても、仕事内容は商品を配達するだけではありません。売り場で商品の差し替えやメンテナンス、季節によって売れ筋が変わってくるので陳列方法の変更、スーパー様との打ち合わせや発注数の管理や売り場拡大の交渉など、マーケティングや営業の側面も持っていて、どちらかと言うと販売員に近い職種です。

花の扱いや、売り場の作り方によって売り上げが左右されます。

花を購入されるお客様は40代から60代の主婦層が圧倒的に多く、その人たちはいわば「お買い物のプロ」です。値段の設定も厳しく見られていますし、痛んだお花が置いてあったり、売り場のメンテナンス状態が悪かったりすると、すぐにお客様は離れてしまいます。これは経験すると分かっていくことですが、細やかな気配りや、花が枯れるタイミングを見極めて商品の状態の目利きが必要なのもこの仕事の特徴かと思います。今はある程度ガイドライ ンを作って指導を進めているので、コツコツと地道に丁寧にやっていけば売り上げも安定していくと思います。

上司部下は関係なく、意見を出し合える環境です。

今後は主任の立場として、さらに働きやすい環境になるように職場改善には力を入れたいと思っています。以前は今よりも月の休みが少なかったのですが、スタッフの意向を取り入れ、社長の決断もあり増やすことになりました。売り場の作り方についてもそうですが、上司部下は関係なく配送スタッフ全員で意見を出し合って、業務改善にあたっています。繁忙期は忙しく残業になることも少なくありませんが、後輩のひとり立ちのサポートや指導に取り組んでスタッフの業務効率を改善したり、現状の業務の仕方を見直したりして、他のスタッフと意見を交わしながら、繁忙期を負担なく乗り切れる環境を作っていきたいと思います。

スタッフ同士お互いの理解とフォローで、子育て世代も両立しやすい職場です。

加工スタッフ
左:栗田美也子 2015年7月入社 
右:松田麻衣 2017年5月入社
研修中は作業をしながら丁寧に教えてもらえます。

切花を花束にして袋詰めにパックして配送スタッフまで渡す工程までが、大枠のお仕事です。ベルトコンベアーで流して、担当ごとに作業を行っていきます。花束をまとめてベルトコンベアーに載せる、透明のパックに袋詰めをする、価格のバーコードシールを貼る、発注数に合わせて数をまとめて配送スタッフに渡していくのが一連の流れ。加工スタッフは、初めはそれぞれの持ち場を一つずつ担当して、全員がすべての持ち場を担当できるように研修していきます。研修中は隣に先輩がついて丁寧に指導をしてもらえるので、流れを詰まらせてしまうような不安はありませんでした。一連の流れの中でも、生き物を扱っているので状態によって細かい判断をしなければいけないときも出てきますが、全員がすべての持ち場を経験しているので、分からないことがあったらすぐに周りの先輩に質問しながら覚えていくことができます。

鮮度の良いお花を届けるためのさまざまな取り組み。

お花は鮮度が大切です。お花の状態のチェックにはとても気を使っています。花びらが開きやすい種類のものは、初めに作業をして冷蔵庫に入れたり、水に浸かる部分は葉を取り除いて腐りにくくしたり、夏場は作業室の温度が上がりすぎないように管理をこまめにしたりと、加工段階で鮮度を保ちやすい状態にすることは一番心がけていることです。透明のパックに袋詰めをする工程は、商品の状態を最終チェックする作業も含まれています。チェック項目もたくさんあるのですが、店頭に並ぶことを考えると、気を張って集中する作業でもあります。

女性スタッフが多く、休憩中も楽しく過ごしています。

加工スタッフのほとんどが女性で、とても仲が良く和気あいあいとしています。作業中に流れてくるお花は、内容や価格が違い、種類もさまざまです。そういうときは声を掛け合いながら次の持ち場へ作業の申し送りをしていくので、黙々と作業するというよりは、元気で活気のある雰囲気です。そんな空気でお仕事をすることでスタッフ同士の距離も縮まって、休憩中も楽しい雰囲気で過ごしています。小さいお子さんがいるママさんスタッフの方が多く、急なお休みをいただく場面がどうしても出てきます。子供の急病でお休みしたときは誰も文句を言われることはなく、逆に「早く帰ってあげてね。」「お子さん大丈夫だった?」とか、むしろ心配してくれて優しい言葉をかけてくれます。いつも助けてもらっている分、繁忙期には勤務を増やしたり、他のスタッフのお子さんが急病のときは、今度は自分がフォローしたり、お互いに理解があって協力できる雰囲気はとてもありがたいし、子育て世代の私たちも家庭との両立をしやすい環境です。

お客様に感謝してもらえることは、何にも代えられない喜びです。

販売
緒方由美 2015年4月末入社
お花は鮮度が大切。入荷時の作業はスピード勝負。

スーパーマーケットの中に常設しているショップで、販売をしています。1日のお仕事は、接客がメインですが、商品入荷がある日は、水切りをしてお花の状態を整える、商品の陳列など。入荷がない日も、水換えや痛みやすい部分の手入れなど、商品の管理をしています。特に夏場は気温が高いので、お花が蒸れやすく痛みやすいですが、密集している部分の葉をこまめに取って風とおしをよくすることでお花の鮮度を保ちやすいので、状態を見ながら手入れをしています。これは会社の理念でもあるのですが、いつも新鮮なものをお客様に提供するということを心がけているので、商品の管理は常に意識をしています。入荷の際のお花の手入れは、鮮度を左右するのでスピード勝負。お客様に当店のお花は持ちがいいとほめていただくこともあります。季節のイベントがあるときはスタッフみんなでアイデアを出し合って、ディスプレイを行うこともあります。

人生の大切なシーンに寄り添えることは、貴重な経験です。

お客様には気持ちよくご購入いただきたいので、接客を丁寧にすることは大切にしていることのひとつです。お客様の求めているものを形にできるよう、しっかりとお話を伺っています。そして、お話を伺いやすいような明るいお店作りにも力を入れています。
アレンジメントや花束をお渡ししたときに、「かわいい!きれい!」と笑顔になってもらえることはとてもうれしく、やりがいを感じる瞬間です。お客様を笑顔にできると、私たちの気持ちも明るくなり毎日の笑顔につながります。ペットが亡くなれたと泣きながらお花をお買い求めになる方が来店されることもあります。そのときはお花を通してお客様の気持ちに寄り添うことができます。お客様の人生の大切なシーンに携われる、そんな貴重な経験ができるお仕事だと思っています。

お仕事をしながら、知識も技術も身につけることができます。

当店のスタッフは現在5名いますが、お店に立つのは少人数でシフトを組んでいてコミュニケーションは取りやすく、分からないことがあればすぐそばに先輩がいるので質問しやすい環境です。私自身も始めたばかりのときは、お花の知識もあまりありませんでしたが、仕事しながら知識も技術も身につけていきました。まっさらな状態でもどんどん吸収していけると思うので、未経験の方でも飛び込んでこられるお仕事だと思います。
お盆とお正月、ゴールデンウィークの時期は母の日もあり、お花が一番売れる繁忙期でもあるので忙しくはあるのですが、お花を通してお客様の気持ちに寄り添い、人生の節目のお手伝いができること、お客様に感謝してもらえることは、何にも代えられない喜びです。