“生徒と講師の架け橋になる「主事」という役割。
他塾にないからこそ、浜学園の強みにしたい。”

神戸住吉教室 課長
石井 道雄 Ishii Michio
石井 道雄

講師と生徒が授業に集中できるように、環境を整えることが主事の主な業務。

西宮本部では現在7名の主事で教室を運営しています。主事の仕事は、講師が授業に専念でき、生徒も気持ちよく授業を受けられるように環境を整えることが主な業務です。具体的には、授業の準備や時間割の調整、生徒の安全管理を行います。また、講師と生徒、保護者の間に入り、お互いのご要望を伝えることもあります。講師に対しては、「こういう状態の生徒がいるので、一度声かけをしてもらえませんか?」、「お母さんと一度お話ししてもらえませんか?」という話をします。講師に質問に行きたいけれど、なかなか勇気が出なくて行けない生徒もいるので、そんなときは一緒に講師を探しに行き、講師との間を取り持つこともあります。そのほか、新しく入塾を考えておられる方に対しては説明会を開催することもあれば、個別でご説明させていただくこともあります。
講師と生徒が授業に集中できるように、環境を整えることが主事の主な業務。

浜学園のシステムや授業について、先輩主事に教わりながら、徐々に覚えていきました。

以前も10年近く子どもと関わる仕事をしていましたが、主事の業務に関しては初めてだったため、入社後まずは先輩主事につき、保護者の方にはどのように説明されているのか、横について学ばせていただきました。最初は浜学園のシステムも授業の名前もわからない状況だったため、覚えるのに2、3カ月はかかったと思います。入社した時期は夏期講習の直前で、浜学園としては年に何度かある繁忙期の時期だったため、まずは新卒の方たちと同じように、授業の準備や生徒の安全管理から業務を覚えるようにしました。また、中学受験に関する知識や主事としての業務の進め方に関しては、先輩主事から丁寧に教えていただきました。
浜学園のシステムや授業について、先輩主事に教わりながら、徐々に覚えていきました。

「この人に言えば、自分の問題が解決する」と思ってもらえる存在に。

他塾では主事という立ち位置がないと思うので、最初は生徒も「この人は何なのだろう?」と不思議な存在だと思います。講師として勉強を教えるわけでもなく、うるさければ注意することもあるため、「何だろう?」と思われても仕方ないのですが、まずは生徒たちに「この人に言えば、自分の問題を解決してくれる、役に立つ人間だ」ということを覚えてもらおうと意識しています。「髪型が変わったね」、「新しいカバンに変わった?」ということにも気づいて声をかけることで、高学年であっても低学年であっても自分のことを覚えてくれます。覚えてくれると、困ったときにも自分を探して、「こんなことで困っている」と話をしてくれるので、積極的に話をするように心がけています。

お世話係として、生徒と保護者のメンタル的なサポートを行っています。

浜学園では毎年4月になると、6年生の生徒一人に対して、女性職員または主事が一人ずつ「お世話係」として担当になります。昨年は一番多いときで21名の6年生をお預かりしました。講師は授業以外の生徒の様子を見ることが難しい場合もあるため、授業の前後の様子や友だちとの関係を見ておくのも主事の役割だと考えています。そこをしっかり把握しておくことで、お世話係の保護者の方にお電話した際も徐々に相談ごとが増え、良いことだけでなく悪いことも話していただけます。講師が教務面を支えているのであれば、メンタル的なサポートは主事にできるのではないかと考え、どのようにすれば生徒たちのメンタルを保てるか、やる気が出るような声かけができるかという点には、入社以来ずっと力を入れています。

自分と関わったことで、合格の可能性が1%でも上がればうれしい。

昨年、お世話係を担当したなかで、浜学園のなかでも成績がトップクラスにも関わらず、受験直前に「もう、受験をやめたい」と言い出した生徒さんがいました。保護者の方から、「子どもが石井さんの話なら聞くと言っているので、話をしてあげてほしい」とお電話をいただき、二人きりで話をしたことがあります。「受験はやめたいのであれば、やめてもいいよ」という話から始め、その生徒の1年分の模試の成績を名前を隠して見せました。「こういう成績の子が受験をやめたいと相談に来ているのだけど、この子ならどこの学校を受ければいいと思う?」とたずねると、「この成績だったら絶対に落ちるわけがないので、希望校を受けるべきだ」と答えたので、「これ、誰の成績かわかる?」と名前を見せると自信を取り戻し、そのまま頑張って合格してくれました。生徒さんはすごく高いレベルの授業も受けていたのですが、自分と関わったことで、合格の可能性が1%でも上がったとすれば、それほどうれしいことはないと思っています。

心を開いてもらえるように、「応援しているよ」というスタンスはずっと伝えています。

浜学園は講師も素晴らしくて、システムも素晴らしいのですが、主事というシステム自体もほかの塾にないものだとすれば、それが強みになるようにするにはどうすればいいかを常に考えて行動しています。生徒が志望する学校に行かせてあげたいという想いで、講師も100%の力を出し、塾として浜学園のシステムも100%で、さらに上積みできる部分として、主事という立ち位置を活かしたいと思っています。そうなるために、生徒と話すときはできるだけ同じ目線に立ち、あまり厳しいことを言い過ぎないように、少し緩めておくのが自分のスタイルです。お世話係になった担当の生徒さん以外でも、同じクラスにいる生徒たちとも仲良くなり、何かあったときには声をかけるなど、「応援しているよ」というスタンスはずっと伝えています。
石井 道雄

未来の仲間へのメッセージ

「主事」という仕事は他塾にない唯一の存在なので、チャレンジできることはたくさんあります。受験に合格したとき、ほとんどの生徒にとってお世話になった人は講師なのですが、そのなかでも主事に感謝してくれる生徒が一人でも多くなれば、自分たちの仕事の意義も定まってきます。子どもが好きな方、人が成長するのを応援することが好きな方にとっては、すごくやりがいのある仕事だと思います。

神戸住吉教室 課長
石井 道雄 Ishii Michio
大学卒業後は個別指導の教師や子どもにスポーツを指導する仕事に従事。浜学園に入社する直前の約3年間は外資系の保険の営業をしていたが、もう一度、教育の世界で働きたいとの想いから、2017年浜学園に入社。現在は西宮本部の主事として、授業が円滑に運営できるよう、講師と生徒、保護者を繋ぐ役割を担っている。
1日のスケジュール
14:00
出勤
各通達の確認など事務作業
保護者と講師の面談の調整
教室の準備、授業の準備
16:00
教室の前で子どもたちの出迎え
17:00
授業開始
新たに入塾を考えておられる方にお電話
テストを受けに来ていただくアポイントを取る
18:00
休憩
19:00
授業終了
子どもたちを駅まで送迎
22:00
退勤