スタッフインタビュー

interview

一緒に働く仲間たちをご紹介

この仕事は運転手さんありき。運転手さんとのコミュニケーションを大切にしています。

古賀 貴博  / 大津営業所  / 事務職(運行管理者)  / 2016年入社  / 正社員
古賀 貴博
近江鉄道を選んだ理由は?
この会社に入社する前は、個人向けの生命保険や損害保険などの商品を扱う営業の仕事をしていました。それ以前も食品関係のルート営業をしていたので、まったく畑違いの業界からの転職です。近江鉄道を選んだのは、自分自身が子どもの頃から鉄道やバスなどの乗り物が特に好きだったので「自分のしたい仕事をしよう」という想いからです。関西圏内に住みながら、なおかつ自分が好きなジャンルに携わりたいという条件で仕事を探していたときに見つけたのが、近江鉄道の募集です。
実は最初はバスの運転手で応募しました。大型免許は持っていなかったのですが、近江鉄道なら会社負担で免許が取得できると求人広告に書かれていたからです。ただ、当時は兵庫県に住んでいたので、早朝の仕事も多いバス運転手だと通うのが難しいのではということで、「事務職が空いているので、どうですか?」という提案をいただき、事務職で勤めることにしました。
今は、どのような仕事をしていますか?
事務の仕事には幅広い業務があるのですが、入社後、会社負担で運行管理者の資格を取得し、今は路線バスの運行管理も担当しています。運転手さんが営業所から出庫し、1日の乗務を終えて無事に戻って来られるようにサポートするのが主な仕事です。また、運転手さんの1カ月の勤務が時間外に達していないか、出勤日数が適切な範囲内で収まっているかも管理しています。路線バスは時刻表のどの部分を走るかというコースが全部で100通りほどあるのですが、そのコースにきちんと運転手さんが収まっているかを管理する必要があります。誰もまだ埋まっていない場合には、法律の適切な範囲内で、どの運転手さんであれば引き受けていただけるかを探してお願いをしています。ほかにも、毎朝、運転手さんが無事に営業所を出て、元気に仕事をしていただくための点呼業務も担当しています。
職場はどのような雰囲気ですか?
事務所も含めて会社全体が、すごく人間関係のいい職場だと感じます。どの先輩方もわからないことを聞いても優しく教えてくださって、何でも聞きやすい環境です。運転手さんも「昨日は休みでこんなことをしたよ」と気軽に話しかけてくださったり、「実は2日後にこういう仕事があって、まだ誰も入っていないのですが、出勤していただくことはできますか?」とご相談すると、快く引き受けてくださることもあります。コミュニケーションが大切な仕事ですが、運転手さんが安全に乗務されて楽しく仕事をされている状況を見ると、業務が円滑に動いていることを実感でき、仕事の喜びを感じられます。
古賀 貴博
運転手さんからもらって、うれしかった言葉は?
「古賀くん、いつも頑張っているね」「いつも大変やね」という労いの言葉を運転手さんからいただけると、うれしくなります。前職の営業の場合は、数字のノルマに対して自分自身が結果を出すやり方が見つけられたのですが、この仕事に関しては「運転手さんありき」。運転手さんがあって自分たちの仕事が成り立っています。運転手さん一人ひとりにそれぞれの考え方や人生があり、「家族サービスをしたいので休みはしっかり取りたい」という方もいれば、「仕事があるなら、積極的に働きたい」という方もおられるので、運転手さんの想いをしっかり理解していきたいと考えています。
点呼の際に心がけておられることは?
運転手さんが出発される際は、気持ちよく出て行ってほしいという想いがあるので、朝の点呼は「気をつけて行ってらっしゃい!」とできるだけ明るく声をかけ、「さぁ、今から行って来よう」と思っていただけるように心がけています。また、体調が悪かったり、咳込んでおられれば、「体調が悪いのですか?」と声をかけて、バスを安全に走らせることが難しいと判断した場合には、すぐに代わりの運転手さんを探したり、休憩時間の運転手さんに「この時間だけでも走ってもらえませんか?」とお願いするなど、運転手さんの体調を第一にしています。
この仕事の魅力は?
運転手さんとのやりとりが楽しいことも仕事の魅力ですが、お客さまからうれしい言葉をいただくこともよくあります。お客さまからお電話で、「この時間の電車に乗りたいのですが、間に合うようにするには何分のバスに乗ればいいですか?」というご質問や、料金や定期券についてのお問い合わせに真摯にお答えして、「親切にありがとう」「助かりました」と言っていただけることもうれしいことの一つです。お財布や携帯電話などの忘れ物も多いのですが、運転手さんに連絡を取り、お客さまにこのバス停で待っていただくと直接、引き取りができますということをお伝えして、無事に受け取られて喜んでいただけたときも励みになります。
近江鉄道を目指している方にメッセージをお願いします。
未経験からバスに携わる仕事がしたいと思い、近江鉄道に入社しましたが、これまでの色々な経験が活かせる職場です。まわりの上司にも何でも聞きやすい環境が整っていて、運転手さんもいい人ばかり。新しい方もきっとすぐに馴染めると思います。
古賀 貴博
古賀 貴博
大学卒業後、食品関係のルート営業や保険外交員の仕事をした後、子どもの頃からの夢だった「乗り物に携わる仕事がしたい」との想いから、近江鉄道に入社。現在は運行管理者として、路線バスの運行が円滑に回るよう、運転手の人員手配や労働時間の管理に携わっている。