インタビュー

野菜の仲卸からバス運転士へ。「荒い運転は苦手」というのが、適性だったのかもしれません。

Wさん
旅客部 運転士
2011年入社
正社員
入社後は、段階を踏んで実務に慣れることができました。

20代の頃から10年近く、中央市場で野菜の仲卸の仕事をしていました。バス運転士という職業の安定感に惹かれ、朝は市場へ、夜は教習所へ通いながら大型二種免許を取得。30歳目前に、晴れて山陽バスの運転士としてスタートしました。
バス運転士と聞くと、“もともと運転に自信がないと務まらない”イメージがあるかもしれません。でも私の場合、普通車以外の運転経験は市場にいた頃4tトラックを運転していた程度でしたし、特段、運転スキルに自信があるというわけではありませんでした。普段から運転中にスピードを出しすぎないほうで、もっと言えば「荒い運転は苦手」というタイプだったので(笑)、そういった意味では適性があったのかもしれないと、今となっては思います。入社後は、段階を踏んで実務に慣れることができましたし、新しく入社される方にも、気構えることなく飛び込んできていただきたいです。

“お客様の印象に残らないのがいい運転士”。先輩に教えてもらった、私のモットーです。

Mさん
旅客部 運転士
2013年入社
正社員
「一切揺らさない」という気概を、今も持ち続けています。

前職は、長距離トラックの運転手。週に1度は東北方面や九州方面へ行く生活をしていたので、毎日家に帰れる仕事をと、大型二種免許を取得し地元・神戸の『山陽バス』に転職しました。
研修で印象的だったのは、先輩からの「トラックの乗り方をしているね」という指摘でした。荷物のことだけを考えればよいトラックに比べ、バスは、お客様が乗っている後方をいかに揺らさないようにするか、乗り心地が悪いと感じないようにするか、というところまで気を遣う必要がありました。頭ではわかっていても、実践するのはなかなか難しくて。右左折やブレーキのタイミング、ギアチェンジの仕方など、先輩の細かい動作を真似て、自分の運転に落とし込んでいきました。ほとんど揺れることのなくなった今も「一切揺らさない」という気概は、変わらず持ち続けています。お客様に安全に快適にご乗車いただくために、そして新人運転士に「負けたくない、いいところを見せたい!」という思いが、根底にあるのかもしれません(笑)。

常に“看板を背負っている”意識で、運行にあたっています。

Fさん
旅客部 運転士
2017年入社
正社員
気をつけるべきことが多いぶん、「安全運転ありがとう」の言葉が嬉しい。

同じグループの『山陽タクシー』に7年ほど勤めたのち、当社へ転職しました。歩合給から固定給へ、より収入を安定させたいと思ったのがきっかけです。入社後、机上教習や回送車の運転、営業教習を経て、バス運転士としてデビューしました。
バスは、混雑時には立ってご乗車されているお客様がおられる点が、タクシーとは大きく違います。ハンドル操作ひとつとってもより慎重に行う必要があり、最初はなかなか慣れなかったですね。先輩方からコツを教わりながら、衝撃の少ない運転スキルを身につけていきました。ほかにも、急ブレーキを防ぐため、渋滞時は一般車両の割り込みに注意するなど、気をつけるべきことはたくさんあります。そのぶん、お客様から「安全運転ありがとう」とお声掛けいただけたときの喜びは、ひとしおです。