現役バス運転士インタビュー詳細

昔はハサミを、去年まではハンドルを握り、今はバス運転士の心を掴んでいます。

運行管理者 K.A
安定感に魅力を感じ、先に和歌山バスで活躍していた義父の勧めで転職しました。

入社する前は、美容師をしていました。畑違いからの転職ですが、結婚して2人目の子どもが生まれて生活を落ち着かせたいと思い転職を決意。妻の父が2008年から和歌山バスで勤務しており、私自身運転を苦にするタイプではありませんでしたし、義父の話からしっかりした会社だとわかり、生活が安定すると感じ入社しました。もし義父から紹介してもらわなければ和歌山バスと出会わなかったかもしれないので、まさにご縁です。美容師に関連した仕事との考えもありましたが、私の中で新しいことにチャレンジしたいという想いが強かったことも入社を後押ししました。実際に入ってみて、畑違いというのもあり、大変な部分や不安な部分は多かったものの、日々の勤務を通し、少しずつ不安が解消したことを覚えています。

バス運転士の気持ちを分かるのが私の強みです。

私が入った当時は、昔ながらの操作しづらいバスも現役で、そのうえ自家用車とは違った大きい車体でしたので、慣れるまでは苦労しました。今は、ミッション車ではあるものの、運転しやすいバスに変わっているので、当時の私のような心配はないと思います。2020年12月からバス運転士職を離れ、運行管理者に従事しています。運行管理者への転身を家族とも相談した上、新しい仕事に携われるのは自分にとって大きなプラスであり、決断して良かったとしみじみ思います。現在務めている運行管理者の基本は、運転士とのコミュニケーションです。私自身がバスを運転していたときは、運行管理者から出勤時に「おはよう」、帰社時に「おかえり」と元気よく声をかけてもらえたおかげで、気持ち良くハンドルを握れました。運転士の気持ちに寄り添える運行管理者が私の理想。運転士のモチベーションアップに努めていきます。

お客様からのお礼の言葉に自身の成長を実感。1日でも早く教わる人から教える人になりたい。

運行管理業務の中にお客様からのお問い合わせ対応があります。運行管理者になりたてのころは、上手に説明できたか自信を持てずにいました。しかし、最近は運行管理者としての知識が増えたこともあり、乗り換えについてなど最初は正確にお伝えできていなかったかもしれない部分が、少しずつスムーズに伝えられるようになってきた手応えを感じ始めています。きっかけは、先日、お客様から「『親切に』ありがとう」と言っていただけたことです。それまで付いていなかった『親切に』という3文字が、自身のスキルアップの証だと自負しています。今後の目標は、今やっている仕事を一日も早く完璧にして、人に教えられるようになることです。まだ運行管理者になったばかりということもあり、まだまだ覚えることのほうが多いです。先輩が常に近くにいてくれているので、分からないことはすべて聞き、自分のできることを一つひとつ増やしています。少しでも早く親身になって教えてくれている先輩に追いつき、追い越していきたいです。

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