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デュピクセント皮下注300mgペン 勉強会

2020/11/12

デュピクセント皮下注300mgペン 勉強会

 近日中に発売予定の「デュピクセント皮下注300mgペン」についてサノフィMRより説明を受けました。
 これまでのシリンジタイプと異なり「あてる、押す」の2stepで終了です。インシュリンや骨粗しょう症薬の自己注射と同様に簡便になると思われます。痛みについてはシリンジタイプと差はないようです。

使用方法
①ラベル/注射液/使用期限を確認する
②45分以上前に冷蔵庫から出し、室温に戻す
③注射する部位を選び、消毒する
④緑色のキャップを外す
⑤黄色の針カバーを注射部位に押し当てる(カチッと音がする)
⑥しっかりと押し当てたままにする(液が注入される。確認窓で確認)
⑦皮膚から離す

注意事項として⑤で押し当てた後、⑥で押し当てたままにする際に液の注入に最長20秒かかることがあるとのこと。インシュリン注などと違って押し当てたままの姿勢を十数秒保持しないといけないことがポイントです。

山科店 薬剤師 岡村祐子
 

「緩和ケア、麻薬(ヒドロモルフォン)・PCAポンプの使い方」  山科薬剤師会研修会

2020/09/25

9月12日に山科薬剤師会主催の研修会に参加しました。今回の研修会は、コロナ禍の状況において初めてオンライン(ZOOM)で開催されました。

〇音羽病院での緩和ケアについて
緩和ケア病棟には14床設置されている。
予後1~2カ月の患者が利用され、リハビリ、音楽療法、ペットの面会、季節のイベント等も行われている。
麻薬も含め、どの薬剤を選択するかは、①ADL、②経口摂取ができるか、③予後、④療養環境、⑤本人の希望 を考慮されている。
 
〇疼痛管理の薬剤の選択
 ・アセトアミノフェン
がん疼痛の初回投与に推奨。痛みが強い場合はオピオイドへ変更
 ・トラマドール
麻薬処方せんがなくても使用可。だが、CYP206活性が低く、効果が弱い例もある。
 ・モルヒネ、オキシコドン、ヒドロモルフォン
少量から開始。全身状態、腎機能、肝機能、相互作用考慮
患者状態に合わせ剤型、飲みやすさ、好みで判断

〇PCAポンプについて
PCA(Patient Controlled Analgesia)患者自身で疼痛管理を行う。
患者が痛みを感じると自身の判断で静脈内、皮下、硬膜外空等へあらかじめ設定された鎮痛薬を投与できる。機械式とディスポーザブル式があり、在宅でも投与可能。

今回、オンラインでの研修中に参加者へアンケートを取られました。
オピオイドを扱ったことがあるのは、83%。在宅持続皮下注射は32%という結果でした。在宅持続皮下注射を扱うには薬局に無菌設備も必要となり、施設によっては難しいところもあるのでは、と感じました。

山科店 薬剤師 岡村祐子
 

ダーブロック錠勉強会

2020/07/30

協和キリンから発売予定されているダーブロック錠の勉強会に出席しました。
腎性貧血に適応する初の内服薬でHIFプロリン水酸化酵素を阻害してエリスロポエチンの遺伝子転写を促進し赤血球産生を誘導して造血作用、鉄代謝に対し作用し貧血を改善させます。
注射剤のエポチンンベータペゴル(ミルセラ)との比較対象試験においては非劣勢が示され、注射剤と同等の効果が示されました。

用法・用量:1日1回投与
注射剤からの切替えの時は1回4mg~開始してその後適宜増減する。
ダーブロック錠を初めての治療で使用する際には1回2mgまたは4mgを開始用量として以後は患者の状態に応じて適宜増減する。
最高用量は1日1回24mgまで。

副作用:血栓塞栓症、血圧上昇、網膜出血等が報告されている。

患者にとっては今まで注射剤でしか治療できなかったが内服薬ができたことで、治療における選択肢が増えてQOLの向上にもつながりそうです。

枚方店 落合恵子
 

「このままじゃうつるんです。感染対策1、2のさ~ん」  山科薬剤師会研修会

2020/01/28

1月25日に山科薬剤師主催の研修会に参加しました。
上記の表題で洛和会音羽病院、感染防止対策室 室長 井上通人 氏より、
感染対策の考え方、なにをすればよいのか?
実際に手袋・マスク・防護服の着脱等、実践も行いながら聴講しました。

1.感染対策の考え方
感染対策は、病院に入院してくる患者だけではなくすべての現場におけるすべての利用者・患者のケアに適用することを目的としている。
すべての人は、伝播(感染)する病原体を保有していると考える。
感染(保菌)・・病原体が人間の体内に侵入、定着し、増殖することで成立
感染症(発病)・・病原体の微生物が人の体内に侵入することで引き起こす疾患

2.感染対策ってなにをするの?
標準予防策の対象は、すべての人間(生物)の①血液、②「汗を除く」体液、分泌物、排泄物、③粘膜、④損傷した皮膚 とされている。
「汗を除く」 とされているが、汗は無菌なのか?という懸念も出ている。小児における慢性B型肝炎の感染経路は母子感染だけでなく、父子感染・兄弟間感染も報告されている。HBVキャリアの汗からもB型肝炎ウィルスが潜在することが報告されている。
 

今、注目されている感染症対策 → 「口と鼻をさわらない!」
アメリカ国立衛生研究所の地下鉄乗客249人に行った調査によると・・
つり革や手すりを触る回数が1時間あたり平均3.3回、顔を触る回数が3.6回、この結果より、外出の際は病原体を手に付着させる機会が頻回にあり、またその手で顔を触ることで感染するリスクが高くなるということが明らかになった。

現在、中国武漢市からのコロナウィルスによる新型肺炎の広がりが懸念されています。
今回の研修会は、タイムリーであり大変興味深い内容でした。
マスクの着け方も理解はしていますが、改めて注意したいと感じました。

山科店 薬剤師 岡村祐子
 

漢方セミナーに参加

2020/01/20

1月17日に行われた株式会社ツムラさん主催の漢方セミナーに参加してきました。
前回と同じ千福先生の講義で今回はめまい・頭痛・不眠によく使われる漢方についての講義
でした。

センプククリニック院長      千福 貞博先生

●急性期めまいは苓桂朮甘湯、月経不順や冷え性を合併していたら四物湯を併用。
  この合方を「連珠飲」という。
  五苓散もめまいに有効、悪心・嘔吐があれば五苓散を優先。
  甘草は「百薬の毒を消す」;四物湯にある「地黄」の毒(胃腸障害)を苓桂朮甘湯の 「甘草」が消しにかかっている。
         苓桂朮甘湯<茯苓、桂皮、蒼朮、甘草>       
   連珠飲 {                      ↓
         四 物 湯<当帰、芍薬、川キュウ、地黄>
しかし、甘草は腹部膨満には不向き→悪心・嘔吐のある場合は五苓散か半夏白朮天麻湯

●頭痛;漢方ではとりあえず五苓散、不十分なら太陽病(桂枝湯、麻黄湯、葛根湯)の薬
  ①五苓散を基本剤(主剤)としこれに太陽病の薬を併用する。
   →(考え方)頭痛 ⇒ 神経 ⇒ 外胚葉 ⇒ 太陽病
  ②冷えの強い「習慣性(片)頭痛」には呉茱萸湯<大棗、呉茱萸、人参、生姜>
   呉茱萸湯は「呉茱萸」配合されているので「苦い」、全て温薬で強力に温める。
   甘草を入れると飲みやすくなるが、甘草は熱薬に用いれば熱を緩すため入れない!
   黄連解毒湯<黄連、黄ゴン、山梔子、黄柏>はすべて寒薬で強力に冷やす。
   これも甘草を入れると飲みやすくなると思われるが、甘草は寒薬に用いれば寒を緩すためいれない!
   
●不眠;まずは抑肝散か抑肝散加陳皮半夏(胃腸の弱い人向き)
    それで効果がなければ竹ジョ温胆湯(やや飲みにくい)。

以上

西淀川店 薬剤師 石川 貴美
 

高度管理医療機器等の販売業等に係る継続研修会

2019/12/12

三条店は高度管理医療機等販売業の許可を受けているため、12月8日上記研修会に参加しました。
医療機器には以下のようにリスク分類されているようです
・クラスⅠ ・・・一般用医療機器(不具合が生じた場合、人体へのリスクが極めて低いと考えられるもの)
         例:救急絆創膏、医療用ガーゼ、X線フィルム
・クラスⅡ ・・・管理医療機器(不具合が生じた場合、人体へのリスクが比較的低いと考えられるもの)
         例:電子血圧計、補聴器、家庭用電気治療器、創傷用パッド
・クラスⅢ ・・・高度管理医療機(不具合が生じた場合、人体への影響が大きいもの)
         例:コンタクトレンズ、自己検査用グルコース測定器
・クラスⅣ ・・・高度管理医療機(患者への侵襲性が高く、不具合を生じた場合、生命の危険性に直結する恐れがあるもの)
         例:ペースメーカー、冠動脈ステント

近年薬局にて自己検査用グルコース測定器(SMBG)を販売されているケースが増えてきている。SMBGは患者様自身が自宅で自己検査を行うものである。
医療現場にてグルコース分析装置(POCT)を用いて測定する場合とは、試料が違う(毛細血管血と静脈採血の血漿)ばかりでなく、採取法、測定温度環境、検体放置時間などの違いがある。よって、SMBGによる検査がPOCTと同程度の信憑性が得られないことも理解しておく必要がある。

三条店 管理薬剤師 粟田口
 

漢方セミナーに参加

2019/12/09

12月5日に行われた株式会社ツムラさん主催の漢方セミナーに参加してきました。
風邪の時によく使われる漢方についての講義でした。

センプククリニック院長      千福 貞博先生

風邪の症状を急性期、亜急性期、遷延期に分ける。
●急性期;汗はまだ出ていない。発症~第3病日
 1)脈が浮→脈を診る時に爪先がピンクのままで触れる(力を入れなくでも脈がわかる)
   麻黄湯か葛根湯
   ・項部(首のうしろ)の「こり」があればまず葛根湯
   ・小児科は麻黄湯→小児は麻黄に強い。
    しかし、ツロブテロールなどを使用している場合は注意が必要。
    麻黄湯を使用する場合はツロブテロールの休薬必要。
 2)脈が沈→脈を診る時に爪先が白くなってからしか触れない(力を入れないと分らない)
   麻黄附子細辛湯
   ・すぐに横なりたがるような状態
    ⇒困ったら麻黄附子細辛湯のほうがおすすめ。
●亜急性期(軽くこじれた);汗がでてから第3病日~第7病日
  白苔があれば間違いなく小柴胡湯 
  味覚異常(発熱が3日位続くと出てくる)も小柴胡湯
  汗が出たがまだ冷えるなら桂枝湯
  往来寒熱(熱くなったり寒くなったり)の時は葛根湯+小柴胡湯
  なにでもOKなのは柴胡桂枝湯
●遷延期
  麦門冬湯;単なる鎮咳剤ではない。ネブライザーをイメージ。
  →湿性咳嗽では使わない。湿性咳嗽は小青竜湯か清肺湯を使う。

以上

西淀川店 薬剤師 石川 貴美
 

近畿薬剤師学術大会に参加

2019/11/19

11月17日に開催された、第22回近畿薬剤師学術大会に参加しました。
いくつか聴講した中で分科会4、臨床検査データ判読法の基礎「薬剤師のための基礎からの検査値の読み方」について報告致します。

今回は、肝機能検査項目(特にAST  とALT)に注目され基礎知識から症例解析までを話された。
★AST/ALT の基礎知識
色々な細胞内に存在する酵素であり、その細胞の破壊に伴い血液中にでてくる逸脱酵素。
ASTは肝臓以外にも多く存在する。よってALTよりもASTの上昇が顕著である場合は肝臓以外の臓器の障害による可能性も否定できない。
AST、ALT、それぞれの高さとAST/ALT比 の2点を考えなければならない。
AST/ALT比が、1以下の場合(ALT優位)→慢性肝炎、脂肪肝(過栄養性)、急性肝炎の回復期
AST/ALT比が、1以上の場合(AST優位)→急性肝炎、肝硬変、肝がん、劇症肝炎等に加え肝臓以外の臓器障害(溶血、心筋疾患、骨格筋疾患)
★その他、肝臓の状態を判断する検査
ALP、γ-GTP :胆汁のうっ滞を反映
アルブミン、ChE、プロトロンビン時間:肝細胞の合成機能を反映

★症例解析
56歳男性、糖尿病(メトホルミン、グリメピリド、アムロジピン服用中)
今回の血液検査でAST  とALT上昇(AST:51 、ALT:72)及びChE↑:631(IU/L)
考えられる病態として・・
AST/ALT比が、0.7であり1以下であることから肝細胞の障害の可能性
またChE高値 であり、ネフローゼ、甲状腺機能亢進、糖尿病による脂肪肝等の可能性もあると示唆されていた。

最近は薬局でも検査データが記載された処方箋を見かけることが増えてきました。検査データを副作用監視だけでなく、データから病態を理解した上での服薬指導が必要になるという講師の話が印象的でした。

山科店 薬剤師 岡村祐子
 

新規登録保険薬剤師に係る集団指導

2019/10/31

10月29日に新規登録保険薬剤師に係る集団指導に行きました

近畿厚生局の集団指導を受けてきました。保険点数のこと、保険薬剤師、保険薬局の行政処分の実例など様々な説明がありましたが、薬剤服用歴と服薬指導に関する事項を抜粋して報告します。

薬歴記載についての留意事項
・他科受診・併用薬・体調変化・副作用・合併症などの確認事項は毎回すべて確認を行う必要はない
・過去に確認をとった事項を根拠もなく引き継がない
・薬歴を記載する際には、当日確認した事項と行った指導内容を明確に記載すること
 (後になってもどのような指導を行ったのか明確に説明できるようにすること)
・薬剤服用歴管理指導料は薬剤服用歴を記載することで算定できるものである

服薬指導に関する留意事項
・必ず薬剤情報提供文書を用いて指導をおこなうこと
・情報内容の提供は個々の患者の病状に応じた内容を提供すること

以上です。今後の業務に活かしていきたいと思います。

                              山科店  川島弓枝
 

漢方Webセミナーに参加 その1

2019/09/24

9月18日に行われた株式会社ツムラさん主催のWebセミナーに参加してきました。
女性によく使われる漢方をわかりやすく講義していただけました。

筑波大学付属病院臨床教授
野木病院 副院長      加藤 士郎先生
●気血水の関係
  気;目で見ることはできないが物を動かすエネルギー
  血;目で見ることができ全身を巡って生理機能を有するもので狭義ではほぼ血液のこと
  水;目で見ることができ全身を巡って生理機能を有するもので血液以外の体液のこと
 気は頭のエネルギーとも言われ、中枢神経に関わっている。血・水は自律神経に関わって
 いて、これらのバランスが崩れると体の不調が出てくる。
●女性の漢方医学的特徴
  1、女性は陰証体質が多い。
   筋肉が少なく脂肪が多い為、基礎代謝が低下して低体温になりやすく冷え性が多い。
   筋肉には血管の分布が多いので、女性は血流も少なくなりやすい。
  2、女性は気鬱体質が多い。
   女性は気が動きやすく、抑うつ状態、不安状態になりやすい。
  3、女性はお血、血虚、水滞が多い。
   血流が悪いので、うっ血や貧血、むくみを起こしやすい。
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