乗務員  豊田 実
< 2011年10月入社 >

『接客でお客様を感動させられる仕事』
という言葉に惹かれて入社。

『接客でお客様を感動させられる仕事』<br>という言葉に惹かれて入社。

これまではどのような仕事をしていましたか?

「学校を卒業してからは電力会社に勤務していました。その後、ソフトハウスに入社し、システムエンジニアとして自分のチームを持ってパッケージソフトを開発し営業もしていたんです。阪神大震災で行政機関の過去のデータが全て消失してしまった時は、研究チームに参加し復旧にも当たりました。その後、特殊なメンテナンスができる技術と電気工事士の資格を活かし、家電の配送・メンテナンス会社を経営していた時期もあります。」

『松原交通』に転職したのは?

「転職を考えていた時、偶然『松原交通』の求人広告を見たのですが、専務のメッセージに『タクシーの世界は接客でお客様を感動させられる仕事』と書かれていたのを見てすごく共感しました。タクシー業界に行きたいというよりも『松原交通』という会社が面白いなと惹かれたんです。面接に来た時は専務と意気投合し、じっくり話し込みました(笑)。運転も好きだったので好きなことを仕事にしてみようと、思い切って転職しました。」

これまでと全く違う業界かと思うのですが…。

「以前は、パッケージソフトを作ってお客様に『モノを買っていただく仕事』でしたが、タクシーは『サービスを買っていただく仕事』だと思っています。根底にあるのは『お客様の満足度』なので基本は変わらないですね。以前は自営業でしたが、タクシーの仕事は個人企業のような一面があるので、売り上げが上がるかは本人次第ですが気分的には楽ですね。」

育ての親はお客様。道はお客様に教えていただきました。

仕事のスタイルはありますか?

「常にGPSを見ながら手薄なエリアに入っていくようにしています。1件あたりの距離ではなく、数を増やしていけばいいかなという気持ちになってきたので、手薄なエリアに入って数を増やし、会社の売り上げに貢献できればという考え方です。ただ、自分の目標とするレベルは決めていて、それはできるだけクリアしたいという想いで乗務しています。」

この仕事をするうえで心がけていることは?

「お客様の気持ちに寄り添いたいという想いがあります。お客様のバックボーンもわかっていないので『どちらまでですか?』とお伺いしたあと、こちらからあまり積極的に話しかけるわけにもいかないし…と思いつつ、『今日は寒いですね』とお声をかけることで雪解けではないですが、そこから自然に会話が弾むこともあります。ご高齢のお客様がご乗車くださる時に、パッと車の外に出てドアを開けて『ゆっくりでいいですよ』とお声をかけると、私自身が気持ちがいいんです。」

仕事をしていて楽しいのはどんな時ですか?

この仕事をするまでは、松原の地域のことをあまり知らなかったのですが、自分よりも年上のお客様はいろんな話をよく知っておられて、『昔はここに有名な建物があってね』と教えていただくこともあります。次のお客様に『こんな話を聞いたんですけど、ご存知ですか?』と尋ねると、『知ってる、知ってる』と話が弾むこともあって、そこがやっぱり楽しいですね。」

お客様が『松原交通』のタクシードライバーを育ててくださっているのですね。

「それはあると思います。この業界に入った最初の頃は、道はお客様に教えていただきました。お客様がおられて今の自分があると思っています。」

過去の全てが現在のプラスに。
この仕事は人に優しくなれる気がします。

過去の全てが現在のプラスに。<br>この仕事は人に優しくなれる気がします。

お休みの日はどのように過ごしていますか?

「4歳になる息子と遊んでいます。お母さんとは家の中で遊んでいても、お父さんと遊ぶ時は外に行かないと気が済まないようで(笑)。一緒にハンバーガーショップに出かけたり、二人の時間を楽しんでいます。」

家族と過ごす時間が増えましたか?

「この仕事をしてから増えましたね。自営業の頃は朝6時や7時に家を出て、帰る時間が全くわからないこともありました。前職の頃も1週間に1度しか家に帰らないこともあったので、それを思うと2日働いて1日休み、また2日働いて2日休みなので、今は体の負担も少ないですね。」

この仕事を選んで良かったと思うのは?

「家族との時間も大切にできて満足度は上がっています。自分の中では『まだ何もやり遂げていない』という気持ちは常に持っているんです。そのうえでこれまでのことを振り返ると、全てが人間的にプラスになっているのかなと感じます。この仕事をしたことで性格が丸くなったというのでしょうか、人に優しくなれる気がします。」

転職を考えている方の背中を押すメッセージをお願いします。

「お客様をだいじにできる方に来ていただければという想いがあります。お話をするのが好きな方は向いていると思います。お客様と過ごす時間が短い場合もあれば、遠距離で長時間ご一緒する場合もありますが、ずっと心地いい空間で居心地よく過ごしていただきたいという想いがあれば、楽しく続けられる仕事です。」

インタビュー:2017年4月

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