スタッフインタビュー

お客様の音楽ライフそのものを支えられる。手厚いサービスを武器に、いずれは全国区の楽器店にしたい

塩田 豪俊
部署:イオンモール大和郡山店(店長) 
入社:2017年
『天理楽器』は、楽器販売にとどまらないサポートを提供できる会社。

前職でも楽器販売に関わっていたこともあり、当社が音楽教室を運営していることがより魅力的に映ります。というのも、楽器販売のみの場合であれば、一期一会で終わることもしばしばです。教室があることで、ご購入されたあとも接点を持ち続けられるので、その方の音楽活動自体を支えられます。これは大事なことで、たとえば初めてギターにふれる方の視点というのは、熟練していくたびに薄れてしまうものなのです。その部分を生徒の方たちのご様子を知ることで埋めていけるので、接客の参考になります。また、「せっかく良い楽器を手に入れたから、がんばりたい」と思っていただきたいからこそ、当社ではただ商品を仕入れるのではなく、その中から優れているものを選定しています。さらに自社でホールも運営しているため、「楽器を購入して、音楽教室で練習し、ステージでその成果を発表する」という一連の流れをすべてサポートできます。『天理楽器』には、音楽の楽しさが集約されていると自信を持って言えますね。

目標は全国展開。後進を育てながら、自分自身も意見を発信していきたい。

音楽教室やホールといった独自の事業展開もそうですし、楽器購入後に5年間の無料調整を受けられるという手厚いサービスは、入社するまで聞いたことがありませんでした。だからこそ、これらの強みを全国に広めたいという想いがあります。そのためにも後進がどんどん育っていく環境をつくらないといけないので、経験の浅いうちから予算の考え方など経営に関することも少しずつ教えています。また、部下たちのアイデアの芽をつまないように大事に育て、実現をサポートしています。私も入社間もないころから責任ある仕事を任せてもらえ、商業施設のフロアをジャックして行う大型展示会などを担当してきたことで大きな学びがありました。後輩たちが店長になれるように指導していますが、自分のキャリアについては役職にこだわりはありません。当社では、どの立場であっても提案できるからです。いまも、かつて私が関わっていた楽器制作の先生にお声をかけさせていただき、オリジナルの楽器を店舗で販売できないか模索しています。これからも『天理楽器』を全国に展開できるように尽力し、最終的に音楽業界全体を発展させていきたいというのが私の願いです。

【1日の流れ 店長の場合】
(午前)
昨日の販売状況を確認しながら、全店舗の売上報告にも目を通し、どういう商品が売れているかをチェックします。同時に在庫確認をして、商品を発注。メーカーはお昼過ぎに出荷を始めてしまうため、午前中にまとめて商談を行います。また、定期的に社内のオンライン会議に参加。他にも「イオンモール大和郡山」店をはじめとした商業施設に出店している店舗では、不定期に施設の運営担当者とのミーティングを行います。

(午後)
他店舗の店長や上司との打ち合わせをオンライン上で行い、情報交換を図ります。
夕方前から音楽教室の講師が出勤するので、各講師とコミュニケーションを取って、生徒の方たちのご様子の確認を行い、楽器購入を検討している方がいると相談を受ければ、その情報を店舗スタッフに連携します。
接客の頻度が少なくなったタイミングで、1日の状況を振り返り、日報を作成。同時に会議や打ち合わせで決まった事項をまとめて、スタッフに共有します。閉店時間になれば、クローズして業務終了です。

販売員は、お客様に楽器との出会いを提供する仕事。入社してすぐにどんどん意見を発信できます。

伊藤 優大
部署:橿原本店(店舗スタッフ)
入社:2019年
お客様の内なるニーズを聞き出す力を養い、生涯の1本を提供したい。

入社した当時の自分といまの自分を比べると、明らかに変わったのは聞く力です。お客様が本当に求めていることを知り、そのニーズを満たす提案を心がけてから成績も伸びました。それにヒアリングを丁寧に行えば、お客様自身も想像していなかった楽器との出会いを提供できます。この間も、好きなアーティストが使用しているギターを求めて来店された方がいらっしゃったのですが、会話をしていると、その商品の音が好みではないことがわかりました。そこで好きな音の特徴を聞き、見た目が似ている同メーカーの別のギターを試奏していただくと、「探していた音は、これです!」とお喜びになられ、即購入に。実店舗だからこそ、つくれた満足だと思います。今後も聞く力を磨いていき、お客様にとって一生モノの1本を販売するのが私の夢です。当社では無料メンテナンスサービスを5年間設けているので、購入後も末長くお付き合いできます。一緒に選んだ1本をお客様が使いこんでくださり、その相棒を私がメンテナンスさせていただく。こういうシーンを1日でも早く実現したいですね。

社歴を問わず良いアイデアが採用されるから夢中になれます。

当社には新人であっても提案していける懐の深さがあり、私も入社からこれまで何度も意見を発信してきました。先輩たちは非常に面倒見が良く、だめな場合はその理由までしっかり教えてくれるので、反省して次回につなげられます。おかげで、最近は意見が通る回数も多くなってきました。きっちり整理するのが好きなので、その個性を活かして、年末にある大規模なギターフェアのレイアウト案を提案し、見事採用してもらえました。お客様が各メーカーブースをワクワクしながら回ってもらえる展示から、販売がスムーズに行くようにケースの置き場所まで、考えるのは大変でしたけど、やりがいも大きかったです。また、当社は若手にも大きな仕事を任せてくれる社風があり、入社2年目にして、年2回レッスン生の方たちがバンドを結成して演奏を披露する当社の200バンドも参加する大イベント「バンドフェスティバル」の責任者にな りました。現在は前任者に手厚くフォローしてもらいながら、イベントの成功を目指してチャレンジしている真っ最中です。同期のみんなも積極的にさまざまなことを発信しながら、それぞれの道を進んでいるので、負けないように努力しなければと張り切っています。

【1日の流れ 一般社員の場合】
(午前)
出勤後は、店内やトイレの清掃と消毒からスタート。終われば、レッスン生の月謝のチェックをしてお店をオープンします。開店後は接客をメインにしながら、午前中の間に入荷楽器の検品、調整などの技術的な業務、そしてより多くの方に入荷楽器を知ってもらえるようにSNSでの情報発信などを行います。お客様の混み具合を見ながら、店長や営業担当と交代で休憩を取ります。

(午後)
午後からは、お客様の数も多くなるため、接客の割合が大きくなります。その合間を縫って、担当するギターや関連小物の売場の売場管理、在庫管理をして、必要であれば発注をかけます。
夕方が近づくと、学校や会社から帰ってきたレッスン生が続々と来店してくるので、コミュニケーションを取りながら体温をチェック。買取希望のお客様がお見えになれば、状態確認や必要なデータ入力を行い、査定をする店長に連携します。この時間帯が1日のピークです。
徐々にお客様が少なくなってきたタイミングで、クローズの準備を始め、朝同様に店内を清掃しながら、ずれている値札があれば整えます。最後のレッスン生がお帰りになれば、閉店。明日の引き継ぎを作成して、退店となります。

お店のファンから販売のプロへ。若々しい雰囲気の職場で、日々接客力を磨いています。

弘田 琢斗
部署:奈良店(店舗スタッフ) 
入社:2020年
「音楽の楽しさ」を広めたくて、『天理楽器』に飛び込みました。

楽器演奏の面白さに目覚めたのは大学生の頃で、ギターを始めたことがきっかけでした。夢中で練習して動画投稿サイトに演奏動画をアップロードしているうちに、この楽しさをもっと大勢の方に広めたいと思うように。そこで、以前から通っていて対応の良さが気に入っていた『天理楽器』の新卒募集に応募しました。私が所属している「奈良店」は、アコースティックギターとエレキギターが主力の店舗で、ギター好きならだれでも知っているfender社の正規ディーラー店でもあります。豊富なラインナップが魅力のお店だからこそ、求められる商品知識の量も多く、いまも勉強の毎日です。内定を受けたあとに2019年の9月からアルバイトとして働いて経験を積んでいたので、ある程度の知識が身に付いたと思っていましたが、エレキギターの弦の振動を音へと変換するピックアップと呼ばれる部分に使用している磁石の種類といったマニアックな質問では、まだまだ店長を頼るシーンも多いですね。ギター弾きの少年から販売員への道のりは遠いなと痛感しながらも、この道をもっと突き詰めていきたい自分がいます。

年齢も近く、話しやすい仲間たちと成長を目指せます。

知識の深さ以外にも働いてわかったのは、お客様のニーズの多様さです。だれもが同じような目的で来店されているわけではなく、こだわりを持って商品を選ばれる方もいらっしゃれば、初めてギターを手に取る初心者の方もいらっしゃいます。それぞれのニーズをくみ取りながら商品をお勧めしないと、押しつけているような印象を持たれるため気を付けなければいけません。どういう対応がベストだったのかは、悩むたびに店長に相談し、アドバイスをもらっています。『天理楽器』は全体的に若いスタッフが多く、「奈良店」の店長も25歳です。歳が近くて気軽に話しかけやすいですし、他店舗のメンバーともスマホのコミュニケーションアプリでつながっていて、情報交換も活発に行っています。初めて高額のギターを販売したときは、他店舗のスタッフからも「おめでとう」と声をかけてもらえ、自信になりました。最近は感染症が拡大している社会情勢を踏まえて、ネット販売のノウハウも勉強中です。自分の売上や店舗の売上だけでなく、会社全体の利益を上げたいと燃えています。

【1日の流れ 新卒の場合】
(午前)
出勤後はまず、お客様が気持ちよくお買い物ができるように、店内やトイレの清掃から始めます。冬は空気が乾燥しているので、楽器を保護するため加湿器の作業も欠かせません。終われば、音楽教室の準備やレッスンの予定を確認し、店舗をオープンします。午前中はお客様も比較的少ないため、接客を行いながら、同時に売上や音楽教室の月謝を管理し、期日が迫る修理品や注文品をチェック。出勤した遅番のスタッフに引継ぎを行い、休憩に入ります。

(午後)
14時~16時がお客様のピーク。休憩明けからは接客が中心になります。
夕方前から夜にかけてレッスンを受講する生徒の方が続々と訪れるので、体温チェックを実施。その間に世間話を交わしながら、次回のフェアのご案内を行います。店内が落ち着き出したら、お客様からお預かりしている楽器のリペア作業を開始。一段落すれば早番のスタッフは退店します。
遅番のスタッフはそこからクローズの準備を進め、21時にお店を閉めます。その後も生徒の方の対応を行い、皆様が帰られるのを見送って、明日への引き継ぎを作成し退店となります。