現役バス運転士インタビュー詳細

遠方出身者の受け入れ態勢も万全。憧れの運転士として走り続けます。

運転士 T.Y
緊張しながら、「バスに乗りたい!」の一心で電話しました。

以前、住宅調査会社に勤めていたときに社長の挨拶回りの運転を任されたことをきっかけに、人を乗せて運転する仕事を志しました。前職に勤める前もレンタカー店舗や塾の送迎などの経験はあったものの、運転していたのは乗用車ばかり。「まずは大型バスに乗る体験をしてみたい!」と検索したところ、常時受付をしていたのが和歌山バスでした。問い合わせの電話をするには、少し勇気がいりました。実は私、当時は出身地である九州に住んでいたので「そんなに遠方から来られても…」と断られてしまうと思っていたのです。しかし、「いらっしゃるのは大変かもしれませんが、来ていただいて構いませんよ」と快く受け入れてもらえて、体験日当日もしっかりと準備をして迎えてくださり、私の納得のいくまで1、2時間も車庫の周りを運転させてくれました。親身であたたかい社風に惹かれ、九州に戻ってから正式に応募するのに迷いはなったと記憶しています。

不安にならずにデビューできたのは、話すだけで、フッと気持ちが軽くなる仲間たちのおかげ。

入社後、和歌山バス提携の宿泊型自動車学校に通い大型二種免許を取得したのち、晴れてバス運転士としてデビュー。これまで住んだことのない土地でのスタートでしたが、故郷の九州と和歌山は気候が似ていることもあり、すぐに慣れることができました。大きな車体にお客様の命を乗せて走るこの仕事は、言うまでもなく責任重大です。始めるにあたり、「自分に務まるだろうか」とプレッシャーを感じる方も少なくないかと思います。しかし私は、周りの運転士の先輩のおかげで不安を感じる前に打ち消すことができました。自分の会社を持ち上げるわけではありませんが、皆本当にいい人ばかり。「もし不安だったら自分のバスに勉強しに乗りにおいで」と声をかけてくれるなど、ことあるごとにサポートしてもらいました。今も、仕事で気になることがあればすぐに誰かに相談。話すだけで、フッと気持ちが軽くなる仲間たちは私にとって大切な宝物です。

何かを始めるのに遅すぎることはありません。ぜひ、飛び込んでください。

選抜されて夜間の高速バスに乗務することになりました。私は長距離運転が好きですし、入社当時からバス運転士になるからには小型から中型、リムジンバス、高速夜行バスまで、あらゆるバスを運転できるようになりたいと思っていたので、念願がひとつ叶って大変うれしいです。経験を積み、運転が上手くなってきたように感じることも増えましたが、運転士の仕事にゴールはありません。入社当初上司に言われた通り、「これでいい」と思うことのないよう、お客様に安心し喜んでもらえる運行に努めたいです。私が当社に入社したのは、43歳のときでした。「本当はもっと若い人が欲しいんじゃないかな」と、ためらう気持ちがあったのを覚えています。でも、その心配は杞憂に終わりました。「やってみたい」という気持ちに素直になり、実際にここで充実した運転士生活を送ることができて、今は感謝の気持ちしかありません。20~50代、60代と幅広い世代が活躍しているので、年齢にを気にせず、躊躇することなく目指してもらいたいです。

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