インタビューInterview

スーパーは生活に必要な存在。暮らしに役立つ技術が身に付きます。

海産部門/チーフ 2004年入社

就職活動では生活に必要な商品の販売に関わるため小売業界中心に取り組み、2004年に入社。海産部門でキャリアを積み続け、現在はチーフとして部門を引っ張る。仕事を始めてから海産物の魅力に目覚め、ご当地の魚料理を食べるために旅行に出かけるくらいの魚好きに。楽しく働くがモットー。

  • 生活密着の業界だからこその安定感。選んで正解でした。

    生活密着の業界だからこその安定感。選んで正解でした。

    もともと小売業に興味があり、その中でも生活に身近な商品を扱いたいと考えて就職活動をしていました。そうして自分の中でたどり着いた答えが、スーパーマーケット業界です。生活必需品を扱う存在はどんな不況でもなくなることがないと思い、業界内でも確固たる地位を築いている関西スーパーに入社しました。新型コロナウイルスが蔓延する時代になり、学生時代の判断が正しかったことを実感しています。先の見通せない世の中にあっても、人々は食べ物がないと生きていけません。この業界の重要性は、いままで以上に増しているように思います。

  • 経験ゼロから一人前に。技術を磨いていく楽しみがあります。

    経験ゼロから一人前に。技術を磨いていく楽しみがあります。

    魚をおろして柵にしたり、皮引きをしたりといった下処理の仕事も行っています。新人はアジやサバをさばくことから始め、次に鯛といった感じで少しずつ難易度を上げながら技術を磨きます。大きなブリをさばけるようになれば一定の技量が身に付いた証に。働くまで包丁をにぎったことがなかった私の場合でいえば、一人前になるまでにかかった期間は約3年です。いまではブリも5~10分程度でさばけるようになりました。現在は加工済みの商品も増えたので作業負担が減り、これまでにないくらい初心者でも始めやすい環境が整っています。

  • 気がつけば、魚好きに。お客様にも積極的にお勧めしています。

    気がつけば、魚好きに。お客様にも積極的にお勧めしています。

    もし、海産部門で働いていなかったら、魅力に気がつかないままだった商品がたくさんあります。その中でも推したいのは、3月~4月の間だけ販売される新物のわかめです。普段販売している塩漬けのものと違って湯通しされていないため色は黒ずんでいますが、しゃぶしゃぶにするとパッとあざやかな緑色になり味も絶品です。あるお客様にお勧めしたところ、非常に気に入ってくださり、それ以降私にその時々のお勧めを聞いてくれるようになりました。自分が本当にお勧めしたいものを、お客様が同じように好きになってくださる喜びも、働いてから知ったことです。

  • 働くなら、楽しい方向へ。みんなでがんばる姿勢を大切にしています。

    働くなら、楽しい方向へ。みんなでがんばる姿勢を大切にしています。

    海産コーナーで大事なのは、見た目です。商品の盛り付け方や並べ方には気を配り、部下にもこだわるように指導しています。それに、私たち自身も見た目の一部です。勤務している店舗は調理台がオープンになっており働く姿はお客様からも見えますので、日ごろから楽しそうにしている方がいいと思い、なごやかな雰囲気づくりを心がけています。また、店舗運営は一人ではできないので、チームプレーの精神が大切です。部下の育成においても知識を出し惜しむことはありません。なぜそうなのかという理由をきちんと述べて教えています。全員の実力を引き上げ、よりお客様に選ばれる部門にすることが、私の目標です。

SCHEDULE一日の流れ

  • 7:30

    売場チェック・入荷作業・調理

    海産物がセンター便で届くので、そのまま店頭へ並べるもの、三枚におろすもの、盛り付けるものに仕分けていきます。そこから、調理を開始して商品をつくっていきます。

  • 9:00

    商品の補充

    開店後は、商品の売れ行きを見ながら商品を補充し、必要であれば商品をあらたにつくります。

  • 10:00

    入荷作業

    センター便で冷凍品が入荷され次第、仕分け作業を行います。その後に、通常商品も届くので、手際よく仕分けして冷蔵庫・冷凍庫に格納します。

  • 11:00

    発注作業

    入荷作業を終えて在庫をきちんと把握してから、発注業務に取り組みます。

  • 13:00

    昼休憩

    1時間体を休め、気分をリフレッシュします。

  • 14:00

    売場チェック・調理

    売れている商品を補充しながら、夕方のピークに向けてお刺身やお寿司などをつくっていきます。

  • 15:00

    発注

    午後からは鮮魚の発注を行います。

  • 16:00

    日付チェック

    商品の賞味期限をチェックして、不要なものを取り除きます。その後に、センター便で練り製品が届くので入荷作業を行います。

  • 17:00

    売切・翌日の段取り

    売れ残りそうな商品に値引きシールを貼り、販売促進を行います。終われば翌日の仕事がスムーズになるように、冷凍エビの解凍や翌日の作業指示を書いていきます。

  • 18:00

    退勤

    夕方以降のアルバイトに仕事を引き継ぎ、業務を終えます。

MESSAGE先輩からのメッセージ

海産部門は自分で加工した魚を、お客様が目の前でカゴに入れてくださるので、やりがいがあります。さらに、発注を担当するようになれば、予測した通りに商品が売れていくうれしさも味わえますよ。また、「食」は暮らしに欠かせない分野なので、地域の人々のお役に立てていることを実感できるのも魅力です。新人研修もしっかりしていますし、これまでの調理経験は気にする必要もありません。私も、経験ゼロから始めました。興味がある方は、ぜひ飛び込んできてください。

取材:2022/4