学生時代から大好きなスーパー。働く人にも商品にも自信があります。
店長 1997年入社日用雑貨を扱う会社で勤務したのち、キャリア社員として入社。精肉部門に配属され、入社2年目でサブチーフ、6年目にはチーフに。副店長に昇格後、店舗の大改装に関わった後、店長に昇格。リーダーとして全員の成長を後押ししている。家族想いの熱血漢。
学生時代から変わらない関西スーパーのイメージ。お客様に正直なお店です。
学生時代に2年間ほど、弊社の店舗の青果部門でアルバイトとして働いていました。そのときに感じたのは、正直なスーパーという言葉です。というのも、弊社はたとえ安くても品質の悪い商品は販売しない姿勢があり、きちんと調査もしています。それを知ったときは心を打たれました。社員として働いたいまも、印象は変わりません。実際、勤務している店舗で買い物をする従業員の割合は非常に高いです。もちろん私も、そのひとり。自分の子どもに安心して食べさせられる商品を提供できていることを誇りに思っています。
モットーは、食品ロスの軽減。もったいない精神を徹底しています。
関西スーパーでは、徳島県から直送で仕入れる「すきとく市」の商品や、宮崎県に工場がある丸正フーズの牛肉など、生産者の顔が見える商品を揃えています。そういう商品も取り扱っているからこそ、余計に廃棄をなくしたいという想いは強まりました。現在は食品ロス問題として一般的になりましたが、以前からコツコツ取り組んでおり、発注者への意識づけを徹底しています。子どもに「食べ物を残してはだめ」としつけているのに、会社ではどうだろうかと常に自分に問いかけ、できることを考えています。
副店長時代に知れた従業員のすごさ。成長に年齢は関係ないと実感できました。
長いキャリアの中でも、副店長として店舗の大改装に関われたことは大きな出来事でした。ハード面もソフト面もガラリと変え、ベーカリー調理をはじめ、これまでやったことのない業務にも挑戦するようになったのです。中央店には何十年も勤務するファミリー社員も多く、新しいことを覚えるのは大変だったと思います。しかし、みなさん前向きに学ぼうとしていて、そのひたむきな姿に感銘を受けました。食品メーカーで働く妻も、常々関西スーパーで働く人は真面目だと言っていましたが、本当にその通りです。
全員の成長を後押ししたい。店長候補を育て、店を盛り上げます。
店長として現在取り組んでいるのは、社員のキャリアアップ支援です。その一環として、内装のイメージチェンジを計画し始めました。ビジネス街の近くにある当店には、他店と比べ若年層のお客様も多くご来店されるため、若い世代に親しんでもらえる洗練された雰囲気づくりを目指しています。計画の中心を担うのが、副店長や各部門のチーフたちです。むずかしい問題も、知恵を持ち寄れば乗り越えられるもの。店舗も社員もひとつ上のステージに上がれるようにサポートしながら、変化していく姿を楽しんでいきます。
取材:2022/4