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スタッフの声

Staff Voice

Iさん
リハビリに欠かせないのは笑顔。
思い通りにいかない葛藤をともに乗り越えます。
言語聴覚士
Iさん
Iさん
「話すことって楽しい!」言語機能とともに、
心の回復をサポートするやりがいを感じています。
装飾

京都大原記念病院を選んだ理由はなんですか?

生活期のデイサービスで仕事をしていたころに、言語障害を持つ方が日常の生活で何につまづくのかを知ることができたんです。生活に戻ってからではなく、退院するまでのリハビリ活動がどれだけ大切なのかを感じ始めたことがきっかけで、言語機能が一番に伸びると言われている回復期の患者様をサポートしたいと思うようになりました。リハビリを中心にケアを行う京都大原記念病院であれば、回復期の言語リハビリについてさらに知識を深めて行けるのではないかと思い応募しました。

言語聴覚士の仕事内容は?

呑み込みの悪い嚥下障害の方や、何かしらの原因でうまくお話ができない言語障害の方に対して、以前の生活に近い食事ができるように、またはしゃべれるように症状の原因を考えながら、検査やテストを実施し評価を行っています。必要に応じて口の動きや舌の動かし方、発声の訓練や指導をしていますが、ここではリハビリの時間が1日1時間しっかりとれるので、機能の改善はもちろん、退院後の生活では何が必要か、どんな準備ができるのかを考えることも言語聴覚士の重要な役割です。

仕事のやりがいを教えてください。

失語症の方の訓練を行っていくなかで、少しでも「話すことは楽しいな」と思っていただけたり、実際に発音や会話が良くなるのを実感できたときはうれしくなります。退院されるころには「声がうまく出せるようになりました」とか、「食事が食べられるようになった」、「言葉を思い出せるようになった」という患者様の声を聞くたびに、「少しでも力になれたのかもしれない、本当に良かったな」ってやりがいを感じています。

Iさん
知られていない病気だからこそ、社会復帰につまずく患者様。
知識を発信し、理解してもらえる環境を提供していきたい。
装飾

仕事で苦労することはどんなところですか?

業務の中で時間がかかることは、患者様が退院される際に書く報告書の作成です。これがあれば、次に患者様がサービスを受けに行く施設の方々が、その方の症状や原因、リハビリ内容を知ることができて、スムーズな引き継ぎにもなるんです。退院後のケアにもつながるので、毎回どうやったらわかりやすく患者様の症状が伝わるかなって考えていますが、言葉が足りないと情報不足になりますし、多すぎでも読みにくくなってしまうので、わかりやすい報告書を作ることを心がけています。

憧れの先輩はいますか?

言葉が出にくい方だと、発音することや言葉を思い出すまでに時間がかかって、沈黙の時間が流れることも多いのですが、そのような場面でも患者様を笑顔にできる先輩方はすごいなと思っています。リハビリって実は大きなストレスがかかっていて、頑張りたいけど思い通りにいかないということも多いので、なるべく患者様が楽しく活動ができるようにと、考えを巡らせることはとても大切です。先輩方は専門知識が豊富なだけではなく、患者様の「良くなろう」とする気持ちを引出しながらコミュニケーションをとっているので、見て学ぶことがたくさんあります。

どんな言語聴覚士を目指していますか?

言語に関するリハビリを必要としている人はたくさんいますが、その病気についてはあまり知られていません。たとえば認知症などは世間でも広く認知されていて、その方々をケアする施設もたくさんありますが、高次脳機能障害である失語症はまだまだ知名度がないゆえに、退院しても職場に復帰できない方が多くいらっしゃいます。家族の方や職場の方が少しでも知識をつけることで、対応できることはたくさんありますし、理解してもらえないことが原因で殻に閉じこもってほしくはありません。まずは知ってもらうところから、知識を楽しく広めていけるような言語聴覚士になっていきたいです。

Iさん
言語聴覚士
Iさん

2016年入職
京都大原記念病院 言語聴覚士

ある1日のスケジュール

8:30 引き継ぎ・朝のミーティング
10:00 リハビリ
11:30 カンファレンス参加
13:30 お昼休憩・報告書作成
15:30 リハビリ
16:30 事務作業
17:00 申し送り・退勤