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さかもとクリニック
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新型コロナウイルスの最新治療法

新型コロナウイルスの最新治療法について

新型コロナウイルスは強い感染力により驚異的なスピードで世界中に広がり、なおもその猛威は収まっていません。各国でワクチンの開発が行われていますが、実用化までに恐らく1年以上はかかると言われています。そのような状況で今私たちができることは、感染予防対策をしっかりと行い、自己管理をして自分の免疫力を落とさないようにする事しかありません。

新型コロナウイルスについて

最近、各国で新型コロナウイルスに対する治療において、幹細胞治療とNK療法に注目が集まっています。
NK細胞療法で新型コロナウイルスの感染予防になる

もともと私たちの体は、侵入した異物に対して攻撃し、排除する仕組みを持っています。たとえば、風邪のウイルスや食中毒の原因となる大腸菌が体内に侵入すると、それを撃退する。その仕組みが『免疫』です。外からの異物ではなく体内でつくられたものであっても、自分の体の敵になるような異物は撃退する仕組みになっています。体内で発生する敵になる細胞の代表的なものが『癌』です。NK細胞療法とは、自分の免疫力を何十倍にも高めて、ウイルスや癌などの感染予防、病気予防ができる根本治療と言えます。つまり新型コロナウイルスをはじめ様々なウイルスによる感染症は、NK細胞療法により感染予防ができるのです。

幹細胞治療で新型コロナウイルスの感染予防になる

幹細胞には、いろいろな細胞に変化できる機能があります。その幹細胞を培養してたくさん作り、点滴で体内に投与すると体の中の弱った部位に作用し、組織の再生及び修復を行います。体が疲れてくると免疫力が低下しますが、幹細胞の点滴をすることにより、この免疫機能を高める作用が働くのです。これにより新型コロナウイルスなどのウイルスの感染症を予防することができます。

新型コロナ最新news
幹細胞点滴、COVID-19肺炎に有効性

2020年北京で重症COVID-19肺炎に対する、幹細胞点滴の臨床試験が行われました。7名の患者さんに幹細胞を点滴し、2週間観察しました。幹細胞の投与2日後から呼吸器等症状が劇的に改善され、血液検査では炎症反応の減少が認められたそうです。幹細胞の強力な免疫調節作用によるものと推測されます。

幹細胞由来NK細胞静脈点滴をコロナウイルス治療に

胎盤由来の造血幹細胞から作成したNK細胞(免疫細胞)を、コロナウイルス感染症治療に用いる臨床試験に対して、アメリカFDAの承認を得たと発表しました。人の胎盤にはいろいろな細胞に変化ができる幹細胞が含まれています。胎盤に付着しているものに臍帯(へその緒)があり、その臍帯から得られる臍帯血には造血幹細胞が多く含まれております。造血幹細胞とは簡単に言えば血液の元です。赤血球や白血球や血小板などのことで、その中にNK細胞という免疫機能にとって非常に大事な細胞があります。NK細胞は体に入って来た細菌やウイルスや癌細胞などを攻撃します。この細胞を使ってコロナウイルス感染症の治療を行った場合の有効性を検証するため、最大86人まで患者さんに投与される予定です。