インタビュー詳細

“お客様の印象に残らないのがいい運転士”。先輩に教えてもらった、私のモットーです。

Mさん
旅客部 運転士
2013年入社
正社員
「一切揺らさない」という気概を、今も持ち続けています。

前職は、長距離トラックの運転手。週に1度は東北方面や九州方面へ行く生活をしていたので、毎日家に帰れる仕事をと、大型二種免許を取得し地元・神戸の『山陽バス』に転職しました。
研修で印象的だったのは、先輩からの「トラックの乗り方をしているね」という指摘でした。荷物のことだけを考えればよいトラックに比べ、バスは、お客様が乗っている後方をいかに揺らさないようにするか、乗り心地が悪いと感じないようにするか、というところまで気を遣う必要がありました。頭ではわかっていても、実践するのはなかなか難しくて。右左折やブレーキのタイミング、ギアチェンジの仕方など、先輩の細かい動作を真似て、自分の運転に落とし込んでいきました。ほとんど揺れることのなくなった今も「一切揺らさない」という気概は、変わらず持ち続けています。お客様に安全に快適にご乗車いただくために、そして新人運転士に「負けたくない、いいところを見せたい!」という思いが、根底にあるのかもしれません(笑)。

男性も育児休暇を取得できるのは、『山陽バス』ならでは。

実は、1人目の子どものときに2週間、2人目のときには5ヶ月半、育児休暇を取らせてもらいました。妻の実家が遠いので、とてもありがたかったですね。当社は運転士の担当路線が固定されていないため、誰かが休んでも他の運転士がカバーできるということもあり、気兼ねなく子育てに没頭させてもらいました。現状として、男性の育児休暇の取得はまだまだ浸透していない企業も多いと思いますし、こういった環境があるのは、当社ならではの働く魅力です。
毎日、運転する車両も、ルートも、出会うお客様も違うこの仕事。飽きることがまったくないので、単純作業が苦手な私にはとてもあっていると感じています。ときどき、誰かに褒めてもらいたくなることもありますが(笑)、入社当時、先輩に教えてもらった“お客様の印象に残らないのがいい運転士”という言葉をモットーに、これからも何事もなく乗り、何事もなく降りていただける、安全が当たり前にあるバスの運行に努めたいです。

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