スタッフインタビュー詳細

患者様との信頼関係を大切に。自分なりの優しさや気遣いを伝えたい。

臨床工学技士(正職員) 入職年月2016年4月
新しい技術や知識を身に付けたい。

医療の道を志したのは高校生の時です。それまでは製造や開発にも興味があり、工業系の道に進みたいという気持ちもあったのですが、医療事務の仕事をしている母から病院の話を聞く機会が多かったので、その影響が大きかったのかもしれません。医療の中でも、臨床工学技士は生命維持装置を扱う仕事なので、医療と工業の両方が関わってくる仕事だと感じ、大学は臨床工学科に進み専門的な知識を学びました。

大学卒業後は岐阜県にある総合病院に勤め、幅広い医療に携わって救急医療も経験しました。その時に透析患者の方と触れ合う機会があったのですが、普段から人と話すことが好きだったので、透析の分野でやっていこうと決意が固まりました。
4年間勤めて他の病院も経験してみたいと思っていた時、大学時代の同級生が吉江医院で働いていて、話を聞く機会があったんです。業務内容を聞き、新しい技術や知識を身に付けたいと思い、面接をしていただきました。
 
面接では院長先生から、病院が大切にしているのは、「患者様にとって最善の治療であり、適切な透析で患者様のクオリティオブライフを保ってさしあげること」という考え方をお聞きして共感しました。透析として目的とすることは同じでも、そこに対する色々な考え方があるので、新しいことを試して知識も吸収し、積極的に提案もしてほしいとお聞きし、この病院で頑張っていきたいという思いが強くなりました。

「会話をすることで元気になる」
患者様のお声を聞くとうれしくなります。

どこまで患者様に関われるかは病院によって範囲が違うのですが、透析の針を刺すことも前の病院では看護師さんが刺していたのが、吉江医院では臨床工学技士が中心になって行います。基本は免許を持つと透析分野に関しては針が刺せるので、そこに可能性があると感じていて、自分でできることはしたいという思いがあります。

前の病院でも少し針は刺していたのですが、患者様の方から信頼して、「やりに来てよ」と仰ってくださる方もおられるので有り難いですね。優しく声をかけてくださる患者様も多くて、想いにお応えするためにも、何より信頼関係を築くことを大切にしています。そのためにも自分なりの優しさや気遣いだけはきちんとお伝えしていこうと心がけています。一人ひとりの患者様とじっくりお話しするまではいかないのですが、時間があるときはできるだけお顔を見に行くようにしています。

患者様が「週3回この病院に来て、ほかの方と会話することで元気になる」と仰ってくださったり、「最初は透析をすることがイヤでしようがなかったけど、ここに来てちょっと楽しくなってきた」というお声を聞くとうれしくなりますね。

みんな対等でフレンドリーな職場。
恵まれた環境でさらに知識を増やしていきたい。

勉強になるのは、ベッド数が約80床と多く、患者様の症例や症状も数が多いので、様々な症例を経験できることです。さらに自分のやりたいことを見つけ出し、技術と知識を増やしていきたいと考えています。
認定資格も色々とあるので、県内で開催される病院同士の勉強会や、業者さんや医師会が主催する勉強会にも参加しています。ほかの病院の方とも色々とお話をさせていただける貴重な経験ができています。

岐阜から奈良への転職だったのですが、実を言うと関西のイメージはテレビなどで見ていても、関西弁は少し怖いかなというイメージがあったんです(笑)。ところが、いざ入ってみると全然気にならなくて、思っていた以上に馴染めました。臨床工学技士も看護師さんも助手さんも薬剤師さんもスタッフ同士の仲が良くて、職種による隔たりがないですね。職場は和やかな雰囲気で、それが患者様にも伝わっている気がします。

一覧ページへ