メッセージ

日常の中でしていることが、笑顔をつくる。人の役に立っていると実感できるから頑張れます。

稲次 はる代
部署:ホームヘルプステーション さくらんぼ
職種:ヘルパー
勤続:2年目
接客業からヘルパーへ。家事の延長線上にある仕事なので馴染みやすく、何かあれば相談できる体制があります。

前職は携帯ショップのスタッフでした。出産を機に福祉・介護業界に興味を持ったことで『介護職員初任者研修』の資格を取り、そのときに当法人で働く友人から登録ヘルパーの誘いを受けたのが入職のきっかけです。

はじめての業界なのでむずかしいのではと緊張しましたが、利用者様宅へ訪問して料理や身の回りの掃除を利用者様と一緒に行うといった作業は、普段の家事と似たところもあり、すんなりと仕事を覚えていけました。

1件にかかる時間は短いもので30分、長くても2時間程度です。1日に3~4件の利用者様宅を訪問しており、毎日たくさんの方とコミュニケーションを楽しんでいます。利用者様と信頼関係を築いていく部分は、接客業で培ったスキルをそのまま活かすことができ、早い段階で慣れました。限られた時間の中で効率良く作業していくので、家庭でも短時間で調理や掃除ができるようになるなど、仕事の技術をプライベートでも活用できるのは、日常生活と密着しているヘルパーならではだと思います。

また仕事の中で悩みができれば、月1回法人内で行われるヘルパー会議で相談することができます。お菓子が大好きな利用者様がいらっしゃるのですが、一度にたくさん召し上がられるのでお体が心配でした。量をうまく減らすにはどうすればいいのだろうと会議で相談すると、曜日ごとに袋に入れて小分けしてみるといいかもという意見が出たので、早速実践してみると大成功。何かあれば多くの方に知恵を借りられるので、日々安心して働けています。

利用者様の「ありがとう」が、仕事の励みに。スキル向上のため『介護福祉士』の資格取得を目指しています。

この仕事の魅力は、人の役に立っていると実感できることです。1件終わるたびに「ありがとう」と感謝していただけるので、自然と力が湧いてきます。もっと喜んでいただけることはないかと考え、料理の提案も行うようになりました。

例えば、いつも決まったメニューを頼まれる利用者様へ、得意料理の麻婆茄子を提案したことがあります。あまり食べたことがないとおっしゃられていましたが、幸いお口に合ったようで、後日に担当のサービス提供責任者から「麻婆茄子がすごくおいしかったと喜ばれていましたよ」と聞いてうれしくなりました。

自分の手でつくれる笑顔があると知ったことで励みになり、料理のレパートリーを増やすため、時間があれば料理番組を見て学んでいます。頑張りが利用者様の「ありがとう」になって返ってくるので、他にできることがあるはずと積極的になったことが、正職員へのキャリアアップにつながったと思います。2017年4月から常勤のヘルパーとして、さらに業務の幅を広げています。

よりスキルを向上させるため、取り組んでいるのは資格勉強。再来年に『介護福祉士』の資格を取得するため、現在『実務者研修』の勉強に取り組んでいます。育児をしながら働くことは簡単ではないですが、当法人は子育てと両立している職員も多く理解があり、子どもの急な体調不良の際も気兼ねなく休ませてくれます。

いままで先輩たちにたくさん支えられてきたので、今度は私が支えられるようになりたいです。利用者様からも、職員からも、頼られるヘルパーを目指して、これからも知識と技術を磨いていきます。

地域の誰もが、人とつながれる社会へ。法人の仲間たちと一緒に、理想の社会を目指したい。

湯川 美和
部署:生活支援センター ふらっと
職種:相談員
勤続:16年目
小さな変化が、大きな喜びに。コツコツと関係を築いていき、その人らしい生活を支えていく。

現在は「生活支援センター ふらっと」の相談員として、精神疾患の方やそのご家族からお困りごとのご相談を受けています。精神疾患の回復を目指すには、車の両輪のように医療と人とのつながりの両方が必要です。中には自宅から出られない方もいらっしゃるので、つながりがたえないように定期的に訪問しています。

相談の内容はさまざまですし、お会いしてすぐに相談していただけるとは限りません。最初の訪問から1年後に、はじめてご相談をいただいたケースもありました。支援においても、たまたま春先に訪問したときに「今日は桜がキレイですね」と挨拶をすると、「実は何年か前からお祭りに行きたかった」とおっしゃっていただいたことがきっかけになり、久しぶりの外出につながった方もいらっしゃいます。何がきっかけになるかはわからないので、長期的な視点を持って、一人ひとりの方とゆっくりと向き合うことが大切だと感じます。

支援の一環として、医療費助成などの制度活用のアドバイスや就労支援施設のご紹介といったサービス利用の案内もありますが、お話をお聞きするだけでも安心される方は多くいらっしゃり「話を聞いてくれてありがとう」「聞いてもらえたから、次のことを考えられるようになった」と感謝していただけると、こちらもうれしくなります。関係が深まってくると、「顔色悪いけど大丈夫?」と気遣ってくださることも。劇的な変化が起きることは、そうありません。細かくても、少しずつ前進している。そんな日々の変化が、私にとって大きな喜びです。

相談員の仕事に携わるようになってから、「こうじゃなきゃいけない」と思うことがなくなりました。人それぞれ考え方があり、それを大事にしながら幸せに生きる方法はあるのだと感じています。これからも、その方に合った生き方を、一緒に探していきたいです。

育児と両立できる環境がある。これからは後輩の教育にも力を入れ、もっと多くの喜びをつくっていきたい。

5年前に出産を経験し、1年間の育休後から現在まで時短勤務をしながら子育てをしています。当法人は育児と両立しながら働く職員が多く、協力体制も万全です。子育て職員同士でお互い楽しくサポートし合いながら、福祉の知識を深める自主研修グループ「たのさぽ」の存在も非常に助かっています。

子育てしながらだと、それまでのように勤務後に研修会に参加することがむずかしくなるので、「たのさぽ」では2ヵ月に1回ほどの頻度で、土曜日の午前中に子どもを保育園へ預け、公民館を借りて勉強会を開催。当法人では自主活動グループに対する推進制度があり、職員1名ずつに補助金が支給されるため、部屋代などの諸経費はすべて補助金でまかなえています。

相談員になったばかりの頃は、相談者様はほとんど年上の方でした。現在では同世代の方も増えていき、育児の大変さや高齢の両親に対する悩みなどを抱える相談者様の気持ちに、いままで以上に寄り添えるようになりました。人生経験を重ねることが仕事に対してもいい影響を与えています。

またキャリアを積んだことで後輩がたくさんできたので、今後は後進の育成も自分の中の大きな目標です。一人でできることには限りがありますが、仲間が増えるほど選択肢も広がります。『萌』には若く行動力のある職員が多数在籍していて活気があり、自分の意見を気兼ねなく発信できる環境が整っています。場合によっては、組織の枠を超えて行政に働きかけることも不可能ではありません。

入職当初と比べると大きく職員数が伸び、提供できるサービスも豊富になりました。事業所の数も増えてエリアも広がりましたが、6月と12月にある職員全体会で全員がしっかりと想いを共有できています。多くの方と連携し、当法人の理念である「誰もが生き活きと自分らしく暮らせる心豊かな社会」を目指して頑張ります。

正解はなく、常に自問自答することが大切。相談者様と一緒により良い選択肢を考え続けています。

高田 孝平
部署:なら西和障害者就業・生活支援センター ライク
職種:相談員
勤続:4年目
抱えている問題は、相談者様それぞれ。悩みの背景を考え、根本の解決を目指す。

昨年の10月より、「なら西和障害者就業・生活支援センター ライク」の相談員として、精神疾患の方をはじめとした「働きたい」という気持ちを持たれた方のお話を聞き、その方に合った働き方や準備、制度活用のアドバイスなどをメインに行っており、必要であれば相談者様の面接に同行することもあります。また、不眠や人間関係のトラブルといった生活上でのお困りごとに対するご相談も受けています。

さらに、就労後の定着支援も役目のひとつです。就労先の企業へ伺って、担当の方に相談者様の様子をお聞きしたり、より働きやすい環境づくりのアドバイスを行っています。例えば指示を出す際にもポイントがあり、相談者様の中には「そこを適当にキレイにしておいて」という指示に対して、困惑してしまう方もいらっしゃいます。「何を」「どの程度」「どういう風にするのか」具体的に指示することで、作業効率が上がったケースもありました。

福祉サービスや制度にとらわれない支援を目指す当事業所には400名近くの相談者様が登録されており、新規の方も増えています。幅広い方にお会いしていく中で、同じ悩みでも抱えている問題は人それぞれだということに気がつきました。

「就職したい」という悩みがあったとして、その悩みが金銭的な問題からきているのか、周囲の人の影響からきているのか、それだけで支援すべき内容は変わっていきます。場合によっては相談者様とそのご家族の間に立ち、話し合いの場を設けて問題解決をはかることも。背景にある問題が解決すれば、悩みとまっすぐ向き合えると考えています。多くの方の背景を知ることは、社会的な問題として世の中で起きていることにつながることもあるため、最近はよくニュースを見るようになりました。この仕事を通して、自分の見識が大きく広がったと感じます。

先輩たちから学んだ、相談者様に寄り添いながら一緒に考える姿勢。日々成長を実感しています。

経験を積むほど、正解がない仕事だと感じます。選択肢が幅広く、どうするべきなのだろうと迷う場面も多いです。先輩に対応の仕方を聞いても「悩みながら支援をしている」と言われるので、それだけ奥が深い職務なのだと最初は単純に思いましたが、現在では決めつけることへの危うさについても教えてくださったのだと考えるようになりました。

また、相談者様がより良い生活を送るためにどうすればいいかを二人三脚で考える姿勢の大事さも学んでいます。こちらが何でもしてしまっては、結果的に相談者様の自立をさまたげてしまうかもしれません。私たちのサポートから離れて1人で生活できるようになることがゴールなので、お互いに知恵をしぼって一つひとつ乗り越えていく必要があります。

バランスが大切なのですが、その度合いがわからなくなってしまうことも。そういうときは、上司にどういう考えで行動しているかを説明し、客観的な視点で自分の行動についての意見をもらうようにしています。距離感を保ちながらも、誠実に対応している先輩たちの仕事ぶりを観察して勉強することも忘れません。

いままで多くの方のご相談を受けてきて、いつも感じるのは、相談者様の意欲の高さです。自己実現に向かってひたむきに頑張られる姿を間近で見ているだけで、こちらまで元気をいただきます。

日々発見があり、自身の成長を実感できる現在の仕事を、もっと究めていきたいです。先輩たちも熱心に指導してくれますし、さまざまな機関・施設・企業と連携を取りながら相談者様を支えていくことにやりがいを感じます。どんどん知識を深めながらも初心を忘れず、常に「これでいいのか」と自身の行動を自問自答し、相談者様の伴走者として一緒に明るい未来へと突き進んでいければと思います。