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スタッフインタビュー INTERVIEWスタッフインタビュー INTERVIEW

「もっと良い介護を」高みを目指すからこそ、成長があります。

医療療養型病院
北摂中央病院
介護主任

須方洋充(すがたひろみつ)

須方洋充(すがたひろみつ)
1日のスケジュール
9:00
出勤・引き継ぎ
10:00
起床介助・食事介助
12:00
食事介助・排泄介助・レクリエーション
14:00
スタッフミーティング・シフト作成・おむつ交換
17:00
申し送り・退勤

みんなで決めて実行する。決定権をチームに託すのが私のスタイルです。

介護主任はスタッフと一緒に業務をしながら、勤務表やスタッフの指導、面談、新しいスタッフの面接をします。立場上、いろいろな決定権はあるのですが、私のスタイルはみんなで決めてもらうということです。「それは無理です」とか「こうしてください」ではなくて、「みんなで決めたんだからそうしていこう!」と、自分たちで意思決定させることを心がけています。そのために、1カ月に1回はミーティングをしていて、10分でも20分でも集まって話す時間を作っています。実は4月から今の病棟を任されているのですが、今まではみんなで話す機会が少なかったようで、スタッフからは「やりやすくなった」という声を聞いています。これからもみんなで決める、みんなの意見を吸い上げて形にするということを続けていきたいと思っています。

探究心を忘れない。努力する姿勢を見せ続けていきたい。

患者様は寝たきりの方が多いので、しゃべりかけても反応がないこともあるのですが、こちらを見てふっと笑ったときに、「あ、笑ってくれた!こうしたらいいんだな」って、患者様の特徴や適切な対応を見つけられたときはうれしいです。その体験をスタッフにも共有して、みんなで良いケアを実践していくことで感謝してもらえることが一番のやりがいです。この仕事を始めてもう16年目になりますが、今でも「どうやったら笑顔が引き出せるのかな」って、探究心を持つようにしていて、おむつ交換にしても「この人はどうしたら漏れないですむだろう」って考えながらケアをしています。私が目標を見つけて努力する姿勢を示すことで、周りのスタッフが成長していくきっかけになればいいなと思っています。

須方洋充(すがたひろみつ)

病院初の主任に抜擢。戸惑い、悩みながら見つけた目標。

もともと主任になったばかりのころは、戸惑うことも多かったです。この病院で初めて主任になったのが私でしたから、周りも「主任ってどんな人?」という空気で、私自身も「何をしたらいいんだろう」って考えてもわかりませんでした。だんだん「このくらいでいいや」って妥協してしまうことが増えてきて、今思えば、周りのスタッフのことを考えるのではなく、早く仕事をこなして良く思われることばかりを考えていました。それがある時期から同じポジションを任された後輩ができたんです。「この人に抜かれたらやばいな」っていうのがあって、そこから「もっとこうしよう」って目標が見えました。僕一人だけだったらたぶん変われなかったし、みんなから信頼される存在にはなれなかったので、とてもいいきっかけだったなと思います。

須方洋充(すがたひろみつ)

患者様のため、スタッフのため、人材育成にこだわります。

患者様にとって今以上に過ごしやすい病棟にしていきたいと思っているので、今後はスタッフの指導に力を入れていきたいと思っています。他の施設から入職してこられる方は、医療療養型病院のリアルな現状に戸惑うこともあります。寝たきりといってもいろんなレベルがあって、ただ寝ているだけの方もいれば硬縮で筋肉がまったく動かない方もいます。そういう方々のオムツ交換などはやはり体力も使いますし、特養などで学んできたケアでは対応しきれないところもあります。どのような方が来てもしっかりとサポートしていけるように、主任としてはもちろん、全体を見渡せるスタッフが育っていけるような環境を用意していきたいです。

須方洋充(すがたひろみつ)