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スタッフインタビュー INTERVIEWスタッフインタビュー INTERVIEW

頼れる仲間たちと一緒に、末長くこの仕事を続けていきたい。

医療療養型病院
緑水会病院
准看護師

木場淳子(こばじゅんこ)

木場淳子(こばじゅんこ)
1日のスケジュール
9:00
出勤・申し送り・バイタルチェック・口腔ケア・おむつ交換・清拭
11:00
経管栄養の注入及び補水・食事介助
13:30
カンファレンス・バイタルチェック・おむつ交換・カルテ記入
15:00
申し送り(ケアスタッフと合同)、経管栄養の注入セット
17:00
申し送り・退勤

ある看護師との出会いが、私の看護師人生を形づくりました。

中学校時代に長期で入院することがあり、そのときに担当してくださった看護師が私の道を決めるきっかけになりました。その方は、いつも楽しそうに仕事をされていたことを覚えています。明るい表情でやさしく私のことを看護してくれるので、いつしか「この看護師さんみたいになりたい!」とあこがれるようになりました。その後、念願叶って看護師となり、診療所勤務を経て、病院の急性期病棟へ。キャリアを重ねていくうちに、「看取り」に重点を置く看護はどういうものなのか知りたいと思うようになりました。高槻は私の地元でもあるので、緑水会病院がどのような職場か知っており、キャリアの最後は療養型の病院で迎えようと応募しました。

安らかな終わりを迎えるように、全力でサポートする。

緑水会病院での「看取り」は、前職の「看取り」とまったく違うものでした。急性期では患者様の延命を考え、あらゆる医療行為を行います。一方、療養型では安らかに終わりを迎えられるように全力を尽くすので、点滴や検査などは最小限にしか行いません。働き始めた当初は、それが非常に新鮮でした。働いて1年半ほど経ち、今まで2回「看取り」に立ち会いましたが、どちらとも患者様のお顔はおだやかでした。医師が「苦しまずに逝かれました」とご家族の方に説明すると、みなさん「よかった」と安堵されます。人の命が尽きることは自然なことだから、その終え方を考える。「看取り」を前提とした医療には、そういう奥深さがあると感じます。

木場淳子(こばじゅんこ)

周りが支えてくれるからこそ頑張れる。気さくな仲間に囲まれています。

私が勤務する4階東病棟では、48名の患者様が入院されており、16名ごとに3つのグループに分け、それぞれ担当をつけて看護にあたります。担当はローテーションで定期的に変わっていくため、48名の患者様全員の特徴を覚えなければなりません。人数が多いので入職当初は、戸惑いがちでしたが、疑問に思ったことは何でも周りに聞けましたし、みなさんも「それはね」と親身になって答えてくれます。たとえ同じことを聞いたとしても、理解するまで丁寧に教えてくれたおかげで、入職から3ヵ月ほどで特徴を把握できました。現在では、リーダーも任されています。一歩ずつ成長していけたのは、大変なときを支えてくれる仲間がいたからです。

木場淳子(こばじゅんこ)

看護師だから、できることがある。ケアスタッフだから、できることがある。

私たちの仕事はすべてチームで動いており、ケアスタッフとの協力は欠かせません。それぞれがそれぞれの得意を発揮しながら、お一人の患者様に向き合っていきます。職種を超えて相談しながら連携できるのは、この職場の良さのひとつです。必要な場合は「手伝って」と声をかけ合いながら作業を進めています。そうして患者様が満足そうな表情を浮かべてくれたら、喜びもひとしおです。つくづく、ひとりではできない仕事だと思います。チームだからつくれる笑顔があるので、自分から積極的にコミュニケーションをとって絆を深めていきたいです。私もそろそろ還暦を迎えますが、当病院は65歳定年制。まだまだ現役を続けて、楽しく仕事に取り組んでいきます。

木場淳子(こばじゅんこ)