大学時代は、歴史学を専攻しながら演劇サークルに所属。食べることが好きだったことや、社員の人柄が決め手となりサトフードサービスへ入社。入社後は店舗での経験を積み、2年目から和食さとマーケティング部へ。現在はさん天事業部でSNSプロモーション等に力を入れている。
就職活動では食品メーカーを中心に見ていました。そのなかでも当社の面接は、私が投げかけた質問に対して、丁寧に答えてくれた印象があり入社を決めました。入社後1年間は奈良の店舗に、2年目からは大阪の店舗に配属されたのち、和食さとマーケティング部へ。「店長になりたい」という想いが強かっただけに、本社異動になったときには驚きましたが、そこでいまでは全店導入されているWEB予約システムの立ち上げに携わることになりました。どの企業の予約システムを使うかを検討するところから、お店やお客様のマニュアルなどもすべて一から作成。入社4年目にして新しいものを生み出す経験ができたことは、いまの自分の糧になっている気がします。
現在はさん天事業部でマーケティング担当をしています。さん天は2012年に第1号店ができてから、この6年で40店舗以上になるまでに拡大してきた事業です。私たちの部署では更なる店舗数拡大に向けて、折込チラシの企画やSNSによるプロモーションなど、お客様が店舗に行きたくなるような仕掛けを考えています。特に意識しているのは、女性や家族連れのお客様に響く内容を作っていくこと。天ぷらというと男性のお客様が多いというイメージをもたれがちですが、さん天には夕飯のおかずにと、仕事帰りに立ち寄られる主婦の方もたくさんいます。そのため、女性の方が思わず目をとめてしまうような写真や文言、デザインなどを心がけています。
自分が取り組んだ施策によって良い結果を残せたときには、やはり達成感があります。SNSプロモーションは今年から始めた取り組みですが、店舗によっては2000人の購読者がいるところもあり、改めて時代に求められている広告手法を行うことの大切さを実感しました。以前、和食さとでマーケティング担当をしていたころは、私が一番年下だったため、先輩方にたくさん支えていただきましたが、いまでは自分が責任を持つ立場。当社は若手の意見を積極的に取り入れてチャレンジさせてくれる風土があるので、任せてもらえる喜びを噛みしめながら、感謝の気持ちを結果で返していきたいですね。お客様を増やすことで、店舗の売り上げを伸ばしていくことが今後の私の目標です。
お客様を増やすためには、マーケティング部と店舗スタッフが相互に協力していくことが欠かせません。どれだけプロモーションを行っても、商品の値段を下げたとしても、店舗にいるスタッフがお客様との関係性を築けていなければ、その店舗での広告効果はあまり期待できないからです。そのため、まずは各店舗がお客様から愛されるお店を作っていることが広告を行うためのベースになります。そのうえで、店長やスタッフの方々にとって取り組みやすく、売り上げが伸びるような企画を考え、納得してもらえるように説明に伺っています。特にお店の指揮をとる店長には、企画のメリットなどを丁寧に伝え、企画に賛同してもらえるようにしっかりとコミュニケーションを取るようにしています。